2/7 宮ヶ瀬流し、「進撃の巨人」


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体重55.0 起床時心拍53

ちんたらと宮ヶ瀬を流し走行。宮ヶ瀬の水が随分減っている。これだけ雨が少ないとそうなるだろう。適当に走ってさっさと帰宅。

進撃の巨人」が面白い。Netflixで見ていたが、契約期間が切れたのでamazon primeで引き続き視聴している。Final seazonに入り驚きの展開の連続で痺れるなあ。こんなストーリーだったんやね。

連載が始まったときにかなり話題になったし、僕も1~2巻ぐらいまで読んだように思う。面白いとは思ったけど「国の為に命をかけて戦う俺らスゲー」「戦わない奴ら何を言ってやがる」「現実を見ずにヌクヌクとしてる奴ら云々」的な、今時の漫画やアニメにありがちな安い右翼トーンに興覚めして、すぐに読むのをやめてしまった。

そういう悪印象を持ったまま今に至り、アニメにも全く興味がなかったのだけど、周囲の評判もいいし、Netflixでもしつこくレコメンドしてくるので、とりあえず見てみた。

最初の方は「まあ暇つぶし程度には面白いね」といった具合だったが、そのうち一般人やその他軍人たちといった「モブキャラ」にも気を配るきめの細かい演出に引き込まれて離れられなくなる。神がどうのこうのなったときは「ファンタジー化による風呂敷の広げ過ぎで終わるパターンやね」などとしたり顔でツイートしてしまったが、その途端、「居住区」や「腕章」といった、モロにユダヤ人ゲットーのメタファーが出てきて、めっちゃ現実的な話に戻される。何なんだこのアニメは。

それでFinal Season。序盤の「安い右翼ノリ」をひっくり返して相対化してしまう演出に驚愕。あれは伏線だったのか。スゲー。

主人公たちによる残虐非道な行為も最高。これだけ長い話だと、視聴者側にも主人公側のキャラ達に対してそれなりに愛着があるわけじゃないですか。それを忖度無しであの演出。非情極まりなくて最高だ。住民目線で立体機動の兵士たちが襲ってくるシーンは、GOTでデナーリスがドラゴンで町を焼き尽くすシーンを彷彿させて素晴らしい。

どういう結末を迎えるのかは、もちろんまだわからないけど、ああなった以上、もはや生ぬるい着地はありえないでしょう。4月に完結するらしいので楽しみですな。