10/4 あざみライン4本

レース直後の仕上がった身体と軽量セッティングの自転車で「あざみラインを何本登れるか」チャレンジをやってきた。ほんとは休養十分のレース翌週末の3連休にやりたかったのだが、天気がよろしくない。なので中一日の休養を挟んだ火曜日に有休をとってやってきた。

目標としては3本はマスト、できれば5本。休憩も含めて1往復100分のペース。これだと5本登ったとしても十分明るいうち終えることができる。しかしレースの疲労が全然抜けていないのでどこまで走れるのか...

・1本目 67分13秒 179w 139bpm 60rpm
7時スタート。最高に天気がいい。これ以上無いくらいのあざみライン日和りだ。75分180w前後を目安にして登り始める。朝なので冷たい風が吹き下ろしてくる。中々の向かい風。疲労はあるけどこのペースなら問題なさそう。やっぱり激坂でのC24TUはいいねえ。明らかにケイデンスが上がる。34Tのスプロケなら尚よかったが交換するのを忘れていた。次回は忘れずに。馬返し以降も楽々でこなして67分でゴール。このホイールとタイヤは下りもいいですね。スピードが出過ぎないから実に楽ちん。体重の軽さも相まって激坂区間であってもちょっとブレーキを当てるだけで制動できる。

・2本目 66分00秒 182w 139bpm 61rpm
ちょっと休憩して1本目から100分きっかりで2本目スタート。 気温が少しあがってきてとても気持ちがいい。特に問題なく終了。

・3本目 65分53秒 181w 149bpm 61rpm
腹が空いたので2本目を下り終わってからそのまま麓のローソンへ。補給食を用意しとくのを忘れたなあ。100分きっかりで3本目へ。疲労は大丈夫だが左膝が痛み始める。やっぱり痛くなるよなあ。

・4本目 65分44秒 177w 147bpm 61rpm
本当ならやめておくべきだが、左膝が痛くなるのは想定の範囲内だし、もうレースもない。終わったら何日かレストをとればいい。ということでこのまま続行。パワーは大分落ちたが何故か妙に速い。特に追い風というわけではないが、明らかに自転車がよく進む。で、終わってみればこの日最速のタイムだった。パワーは最低でタイムは最速。なんじゃこれは。下界の気温が上がることで上昇気流でもあったのかしら。しかし下りも4本目が最も速かったんですよ。わけがわかりませんな。

ここで終わり。5本は来年に持ち越しにする。相当膝を痛めたな。回復まで時間がかかりそうだ。

グロスタイムが6時間27分。きっちり1往復100分ペースでしたな。

9/10 赤城山試走

群馬に転勤された前田さんにお声かけして赤城山の試走に行ってきた。前田さんとは富士ゾンコラン以来3年ぶりの再会となる。あざみラインを何度か一緒に走ったのは良い思い出になっていて、群馬に行くとしたら必ず声を掛けようかと思っていた。

群馬方面は天気が悪い日が続いていて、この日も何だか雲行きが怪しい。雨の予報はなかったが前田さんに言わせると赤城山は常にウェットらしい。

登るにつれて空が暗くなり、ポツポツと降り始めたと思ったらやがて本降りになった。既に結構登ってきてるのでこのまま走り続ける。

普段はシマノのシューズを履いているが、レースに備えてLakeの軽量シューズを履いた。フィーリングは大分違うが、すぐに慣れた。

畜産交差点からのタイムは52分ほど。慣れない峠なのでタイム感はわからないが、この天候を考慮すると悪くないタイムだろう。頂上の売店で参加賞のクーポン券を使いたかったが、土砂降りでそんな気にもならずさっさと撤収。

その後「ヤセオネ」と呼ばれる榛名湖へ向かうルートを案内させてもらう。20分くらいの峠で前田さんと競いながら登ってヘロヘロになった。気持ち良く昇天させてもらいました。もうこれ以上は無理なので前田さんにツキイチで駐車場へ撤収。

走りながらいろいろ話ができてとても楽しかった。全体的に交通量が少ないので、並走してくっちゃべりながら走れる。

前田さんと別れた後、参加賞でもらった冨士見温泉の無料券を使う為に「道の駅ふじみ」に立ち寄る。無料券を差し出すと「50円頂きます」だって。え、無料券じゃなかったんか。後で知ったが券には小さく「50円必要です」的なことが書いてあるらしい。なんで50円なんだろうか。無料がキツいなら半額とかでいいと思うが...50円って。

とにもかくにも「お、おう...」と小銭入れから50円玉を出して無事入館できた。

風呂に入ると何となく周りの視線を感じる。169cm/49.5kgのスリムな体に見惚れてたみたいだ。

道の駅にある直売所で妻が大好きな梨と野菜を買って帰宅。関越道は奇跡的に渋滞がなく2時間くらいで帰れた。復路は下り基調なので渋滞がないと僕のボロ車でもそこそこ速く走れる。

10/2 箱根ヒルクライム

撮影:バスさん

結果からいうと42分37秒という昨年より1分20秒も短縮した好タイムながら2位という成績で今年のレースは終了した。気温の上昇にも恵まれて非常に調子がよかったが、如何せん優勝された中瀬さんが強かった!もう敬服するしかないですね。最後まで競い合いのある最高に楽しいレースでした。


・前日まで

赤城が終わってから何となく調子が悪い。月火はローラーでちんたら回し、水曜日は低酸素ジムでちんたらエアロバイク、木曜は刺激入れの高強度をやろうとしたがほとんどかからずにギブアップ。こうなってはどうにもならないので金曜はレスト。そしてレース前日の土曜日、軽く回したかったがどうも寝不足でしんどい。起床時の心拍も高く、動悸が激しいのでローラーはやめておく。

6月上旬に植えたサツマイモがちょうど120日経ったので収穫をする。とても楽しみにしていたが、掘ってみるとただの根っこしかなく全滅状態。3本しか苗を植えてないし、そこまで期待していたわけではないが、ここまでひどいとは....。激しくショックを受けて意気消沈してしまった。いわゆる「つるぼけ」と呼ばれる現象で蔓ばかりが伸びて芋が育たないことを言う。日照不足や肥料のやり過ぎで生じる現象らしいが、後者は無いのでやはり日照不足でしょうなあ。今度はレンタル農園でも借りてやってみようかな。

夏以降、急激に蔓が伸びた

全滅....

 

午後から前日受付のため小田原へ向かう。暑くて車に乗る気がしないので電車で向かう。受付会場はえらく混雑していて時間がかかった。今年は参加者が多いみたいだ。

自転車に乗らない貴重な休日なので他にもいろいろ雑用をやりたかったが、どうにも身体が怠くて眠気が収まらない。前日受付がなかったら一日中寝てたと思う。とりあえず身体を休めて、白米中心の食事を摂って早めに就寝。

・当日
いつも通り5時頃起床。横を見ると妻がいない。1階に降りるとリビングのソファで寝ていた。寝不足を訴える僕に気を遣ってくれたみたいだ。申し訳ない気持ちになる。その気遣いはうれいしけど、所詮は遊びだし、そこまでするもんでもないのでこういうことはもうやめるようにと伝えて寝室に連れていく。

駐車場は予約してあるので時間はある。1時間ほどローラーを回してシャワーを浴びて朝食を食べる。食パン3枚と牛乳とコーヒー。少しでも消化を良くするためにパンは牛乳にひたしてフニャフニャにしておく。体重は49.7kg。40kg台でレースを迎えるのは初めてだ。7時前にくらいに出発。

予約してた駐車場は実際に見たことはないので少し不安だったが、静かな住宅街の中にあり、路面も新し目のアスファルトで日陰もあり3本ローラーを置くスペースも十分。完璧な駐車場であった。

気温が高いのでローラーはほどほどに40分くらい回す。9時に荷物を預ける為に会場に行く。久しぶりにバスさんと会うが、意外にも久しぶりという感じが全くせず軽く挨拶だけしてまた駐車場に戻る。20分ほど強めに回して、心拍170に達した時点で終了。レース用のウェアに着替えて、モンスターエナジーでカフェインを140mg摂取して会場へ向かう。先週の赤城ではカフェインを錠剤で200mg摂ったのだが、なんとなくその日は胃の調子が悪かった。カフェインのせいかどうかはわからないが、単体で摂るのはやめておいた。摂る時は食事と一緒にとるほうが無難かもしれない。

気温は高そうだが、乾燥していて気持ちがいい。もっと蒸し暑くなればよかったのだが。列の真ん中ぐらいに並ぶ。強力な競争相手になるであろう中瀬さんを探したが見当たらず。

・11時50分レーススタート
1名、ダンシングでかっ飛ばしていく。少し間を空けて2名が追走している。彼らを追いかけていくと、何となく雰囲気でそれが昨年優勝したNさんだとわかる。スタートリストで彼が出場するのはわかっていたが、ゼッケン番号を確認するのを忘れていた。でも見たらするその人だとわかったのは、昨年の印象が強かったからだろうな。

ダンシングで追いかけるが中々追い付かない。勾配が強い区間なので距離は近くても追い付くスピードは遅い。10分近くかけてようやく追いついた。後で確認するとこの間は300wぐらいで走ってた。10分300wって...マジかよ。

追い付いたからと言って休めるわけではない。常時5倍くらいのパワーは出ている。先に飛び出した選手にも追い付きそう。しかし中瀬さんが見当たらない。どうしたんだろうか。

先に飛び出した方と昨年のチャンプと3人でしばらく走る。僕は完全ツキイチを決め込む。前に出る気は全くない。しかし少しペースが落ちてきたので先頭交代する。結局このまま昨年のチャンプはドロップしてしまった。

ここからは2人旅。このゲリラ豪雨のジャージを着た選手、失礼ながら最初は典型的な序盤だけのロケットマンだと思っていたのだがどうしてどうして。高出力で走り続けるしとてもお強い。ダンシングが多めで元気いっぱいの走り。息はかなりキツそうに見えるが粘り続けている。

中盤、何度か後ろをチラ見するが特に追いかけてくる人はいないように見える。中瀬さんの姿も見えない。

このあたりまで走ってきて調子の良さを感じ始める。キツい中にも少し余裕がある。もう1個燃料タンクがあって、必要とあればそれを使ってもう一段ブーストできるような。

9km地点。そろそろ登り区間は終わってアップダウンに入る終盤戦。中瀬さんは来ないなあ、何かトラブルがあったのか、もしくはDNSなのだろうか..。このまま2人でいくと計測地点のタイム差で僕が優勝となる。マジか~勝っちゃうのかなあ、なんと思ってると右手から選手がスーっとやってきた。なんと中瀬さんだった。ここまでずっと単独で追いかけてたのだろうか。.信じられない。なんという強靭さだろう。このペースに追い付ていくるとは。

なにわともあれこれで僕の1位はなくなった。ここで追い付くということは僕より相当後ろで計測地点を通過したはずで、もう登りも終わるし、ここから彼に差をつけてゴールするのは不可能だ。

中瀬さんが来たことでペースが上がり、ゲリラ豪雨の方はドロップ。もう登り区間は少しだが、2位を確定させる為に可能な限りさをつけておく。

下り区間に入る。優勝はなくなったので、目標を2位&先頭ゴールに切りかえる。すかさず中瀬さんに着き位置する。この人は下りも速い。油断してると振り落とされそうになる。再び登り区間に入りフル加速。ここはいつもは垂れて全然踏めないけど、今回は全力で踏める。やっぱり調子がいい。最後の坂も全開。400wを越えていた。40分5倍以上で走り続けた後の400wだから価値がある。無事先着ゴールできた。

今年も1位は逃したけど、最期まで競い合いがあってとても楽しいレースだった。退屈な時間なんて1秒もなかった。序盤は昨年のチャンプ、中盤は元気のいい選手、そして最後は中瀬さん、強い方々とバチバチできて、やっぱりレースはこうでなくっちゃな。

このところレースに出ても、すぐに一人旅なることが多く、もう年代別は止めて無差別クラスにしようかと思っていたが、こういうレースができるならまた年代別でいいかな。どうせ競い合うなら1位を目指す方が気持ちも上がるし。結局のところ僕は競い合いがしたいんだよなあ。

後でデータを確認すると265wも出ていた。昨年より2キロ軽くて5wアップ。そりゃ速いって。おまけにMMPも10分、20分、30分が更新されていた。マジかよ....