10/2 箱根ヒルクライム


スポンサードリンク

撮影:バスさん

結果からいうと42分37秒という昨年より1分20秒も短縮した好タイムながら2位という成績で今年のレースは終了した。気温の上昇にも恵まれて非常に調子がよかったが、如何せん優勝された中瀬さんが強かった!もう敬服するしかないですね。最後まで競い合いのある最高に楽しいレースでした。


・前日まで

赤城が終わってから何となく調子が悪い。月火はローラーでちんたら回し、水曜日は低酸素ジムでちんたらエアロバイク、木曜は刺激入れの高強度をやろうとしたがほとんどかからずにギブアップ。こうなってはどうにもならないので金曜はレスト。そしてレース前日の土曜日、軽く回したかったがどうも寝不足でしんどい。起床時の心拍も高く、動悸が激しいのでローラーはやめておく。

6月上旬に植えたサツマイモがちょうど120日経ったので収穫をする。とても楽しみにしていたが、掘ってみるとただの根っこしかなく全滅状態。3本しか苗を植えてないし、そこまで期待していたわけではないが、ここまでひどいとは....。激しくショックを受けて意気消沈してしまった。いわゆる「つるぼけ」と呼ばれる現象で蔓ばかりが伸びて芋が育たないことを言う。日照不足や肥料のやり過ぎで生じる現象らしいが、後者は無いのでやはり日照不足でしょうなあ。今度はレンタル農園でも借りてやってみようかな。

夏以降、急激に蔓が伸びた

全滅....

 

午後から前日受付のため小田原へ向かう。暑くて車に乗る気がしないので電車で向かう。受付会場はえらく混雑していて時間がかかった。今年は参加者が多いみたいだ。

自転車に乗らない貴重な休日なので他にもいろいろ雑用をやりたかったが、どうにも身体が怠くて眠気が収まらない。前日受付がなかったら一日中寝てたと思う。とりあえず身体を休めて、白米中心の食事を摂って早めに就寝。

・当日
いつも通り5時頃起床。横を見ると妻がいない。1階に降りるとリビングのソファで寝ていた。寝不足を訴える僕に気を遣ってくれたみたいだ。申し訳ない気持ちになる。その気遣いはうれいしけど、所詮は遊びだし、そこまでするもんでもないのでこういうことはもうやめるようにと伝えて寝室に連れていく。

駐車場は予約してあるので時間はある。1時間ほどローラーを回してシャワーを浴びて朝食を食べる。食パン3枚と牛乳とコーヒー。少しでも消化を良くするためにパンは牛乳にひたしてフニャフニャにしておく。体重は49.7kg。40kg台でレースを迎えるのは初めてだ。7時前にくらいに出発。

予約してた駐車場は実際に見たことはないので少し不安だったが、静かな住宅街の中にあり、路面も新し目のアスファルトで日陰もあり3本ローラーを置くスペースも十分。完璧な駐車場であった。

気温が高いのでローラーはほどほどに40分くらい回す。9時に荷物を預ける為に会場に行く。久しぶりにバスさんと会うが、意外にも久しぶりという感じが全くせず軽く挨拶だけしてまた駐車場に戻る。20分ほど強めに回して、心拍170に達した時点で終了。レース用のウェアに着替えて、モンスターエナジーでカフェインを140mg摂取して会場へ向かう。先週の赤城ではカフェインを錠剤で200mg摂ったのだが、なんとなくその日は胃の調子が悪かった。カフェインのせいかどうかはわからないが、単体で摂るのはやめておいた。摂る時は食事と一緒にとるほうが無難かもしれない。

気温は高そうだが、乾燥していて気持ちがいい。もっと蒸し暑くなればよかったのだが。列の真ん中ぐらいに並ぶ。強力な競争相手になるであろう中瀬さんを探したが見当たらず。

・11時50分レーススタート
1名、ダンシングでかっ飛ばしていく。少し間を空けて2名が追走している。彼らを追いかけていくと、何となく雰囲気でそれが昨年優勝したNさんだとわかる。スタートリストで彼が出場するのはわかっていたが、ゼッケン番号を確認するのを忘れていた。でも見たらするその人だとわかったのは、昨年の印象が強かったからだろうな。

ダンシングで追いかけるが中々追い付かない。勾配が強い区間なので距離は近くても追い付くスピードは遅い。10分近くかけてようやく追いついた。後で確認するとこの間は300wぐらいで走ってた。10分300wって...マジかよ。

追い付いたからと言って休めるわけではない。常時5倍くらいのパワーは出ている。先に飛び出した選手にも追い付きそう。しかし中瀬さんが見当たらない。どうしたんだろうか。

先に飛び出した方と昨年のチャンプと3人でしばらく走る。僕は完全ツキイチを決め込む。前に出る気は全くない。しかし少しペースが落ちてきたので先頭交代する。結局このまま昨年のチャンプはドロップしてしまった。

ここからは2人旅。このゲリラ豪雨のジャージを着た選手、失礼ながら最初は典型的な序盤だけのロケットマンだと思っていたのだがどうしてどうして。高出力で走り続けるしとてもお強い。ダンシングが多めで元気いっぱいの走り。息はかなりキツそうに見えるが粘り続けている。

中盤、何度か後ろをチラ見するが特に追いかけてくる人はいないように見える。中瀬さんの姿も見えない。

このあたりまで走ってきて調子の良さを感じ始める。キツい中にも少し余裕がある。もう1個燃料タンクがあって、必要とあればそれを使ってもう一段ブーストできるような。

9km地点。そろそろ登り区間は終わってアップダウンに入る終盤戦。中瀬さんは来ないなあ、何かトラブルがあったのか、もしくはDNSなのだろうか..。このまま2人でいくと計測地点のタイム差で僕が優勝となる。マジか~勝っちゃうのかなあ、なんと思ってると右手から選手がスーっとやってきた。なんと中瀬さんだった。ここまでずっと単独で追いかけてたのだろうか。.信じられない。なんという強靭さだろう。このペースに追い付ていくるとは。

なにわともあれこれで僕の1位はなくなった。ここで追い付くということは僕より相当後ろで計測地点を通過したはずで、もう登りも終わるし、ここから彼に差をつけてゴールするのは不可能だ。

中瀬さんが来たことでペースが上がり、ゲリラ豪雨の方はドロップ。もう登り区間は少しだが、2位を確定させる為に可能な限りさをつけておく。

下り区間に入る。優勝はなくなったので、目標を2位&先頭ゴールに切りかえる。すかさず中瀬さんに着き位置する。この人は下りも速い。油断してると振り落とされそうになる。再び登り区間に入りフル加速。ここはいつもは垂れて全然踏めないけど、今回は全力で踏める。やっぱり調子がいい。最後の坂も全開。400wを越えていた。40分5倍以上で走り続けた後の400wだから価値がある。無事先着ゴールできた。

今年も1位は逃したけど、最期まで競い合いがあってとても楽しいレースだった。退屈な時間なんて1秒もなかった。序盤は昨年のチャンプ、中盤は元気のいい選手、そして最後は中瀬さん、強い方々とバチバチできて、やっぱりレースはこうでなくっちゃな。

このところレースに出ても、すぐに一人旅なることが多く、もう年代別は止めて無差別クラスにしようかと思っていたが、こういうレースができるならまた年代別でいいかな。どうせ競い合うなら1位を目指す方が気持ちも上がるし。結局のところ僕は競い合いがしたいんだよなあ。

後でデータを確認すると265wも出ていた。昨年より2キロ軽くて5wアップ。そりゃ速いって。おまけにMMPも10分、20分、30分が更新されていた。マジかよ....