「ストイック」と呼ばないで

僕みたいな生活をしてるとよく言われるのが「ストイックですね」といった言葉。どういうつもりでこういう言葉を投げつけてくるのかわからないけど、少なくとも褒め言葉として受け取ったことはない。「そんなことやってて人生楽しいのwwww」といった軽い嘲笑が混じった嫌味な冷やかしに聞こえる...とまで言っては言い過ぎか。

レースの数ヶ月前から節制をしてコンディションを整える。栄養や睡眠に気を配り、手洗い、うがいは欠かさない。レース直前にはウィルスの感染を避ける為に映画館通いも控える。サラダチキンやプロテイン、BCAA、豆乳、低脂肪乳で腹を満たし、空腹で死にそうになるとキャベツの千切りと炭酸水をブッ込んで満腹中枢を麻痺させる。そうやってパーフェクトに仕上げた身体をレースで爆発させる。最高の瞬間だ。気持ちよくて仕方がない。そしてレースが終わると、好きな菓子パンやサータアンダギーを食べて、楽しみにしていた映画を観に行く。これもまた最高。

何が言いたいかというと、僕は単に自分の快楽に忠実なだけで、禁欲的でもなんでもないということ。むしろ快楽主義的と言ってもいい。僕をストイック呼ばわりすることは、飲み会中のアル中に、食べ歩き中の美食家に、シャブ中のシャブ中をストイックと呼ぶようなもんだ。君らが酒やらグルメが好きなのはわかるけど、皆が皆そうだとは思わないで欲しい。

どうしても何か声をかけたくなったら素直に「馬鹿なんじゃねぇのwww」でいい。実際馬鹿だし。

FUJI-ZONCOLANヒルクライム 2017 年

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去年に引き続き参戦してきました。今年3回目の富士あざみラインのレースです。好きですねぇ。そして今回も雨。過去4回あざみラインのレースに参加してますが、全て雨。しょうがないですなあ。強烈な雨男or雨女でも絡んでいるのかしら。

とはいえ、ここはスタート地点にもゴール地点にも雨宿りできる場所があって、雨晒しの中で待機させられることもないですし、激坂で平均速度が遅い分、走行風に当てられることもないので、グレーチングにさえ気をつければ雨によるネガは比較的少ない。

デゲンコさんの荷物預かりサービスもあってアウターを2枚着込んでぬくぬく状態でスタート。そのおかげか過去最高レベルの調子の良さでした。土砂降り&落葉だらけという悪コンディションの中、53分10秒という6月の富士国際ヒルクライムで記録した54分43秒を1分半も短縮するという驚くほどの好タイムで終えることができた。入賞こそなりませんでしたが、今年最後のヒルクライムレースをこういう形で締めくくれて非常に満足しております。以下、レースレポート。

3:50 起床
4:00 ローラー(L2〜L3相当を20分)後、熱目のシャワー
5:00 朝食(牛乳とプロテイン、トースト2枚(チーズとオリーブオイル乗せ)、コーヒー)多分800kcalぐらい
5:45 出発、車内でバナナ1本 86kca
7:15 到着、受付と車検後、バナナ1本 86kcal
8:30 カセットコンロでお湯を沸かして、黒糖入り紅茶を飲む(これは最高。めっちゃ体が温まった)
9:10 スタート

デゲンコさんが荷物を預かってくれるので、アウターを2枚、直前まで着込む。寒さを全く感じずに済んだ。本当にありがたい。天候は雨。道路は落葉だらけとのこと。

序盤から上げていく。30〜50m先にウォークライドのA選手を捉える。KOHに引き続いてラップボタンを押し忘れでタイムはわからないが、彼を視界にとらえておけば、悪い結果にはならないだろう。心拍計が不調で調子の良し悪しはわからないけど、多分良さげ。中間地点で土砂降りに見舞われる。落葉を通過するときはスリップしないように慎重にトルクをかける。

馬返しを過ぎたところから雨が止む。気温が高くて暑い。雨ばかりのあざみラインレースだが、不思議と寒さに苦しんだ記憶がない。

A選手には追いつきかけることもあったのだけど、その度に離されて結局追いつけなかった。3位のイナーメの人は抜けるかと思ったが、僕の存在を確認してからペースアップ。速い人は最後に一発撃てるんだよなあ。

ゴールすると同カテゴリーの選手がすでに3人いたので4位だとわかる。入賞はできなかったが、遥かに格上だと思っていた選手についていけたので気分はいい。

下山後、ストラバでタイムを確認すると54分30秒。A選手を目視で捉え続けられた割に遅いなと思ったが、移動タイムは53分34秒になっているのでセグメントのかかりが悪かったんだろう。

・新しい試み1:食事
前日の食事は通常通りで特に増やさなかった。朝食もいつもレースより少なめの1000kcal。1時間ぐらいのレースだとそんなにグリコーゲンを溜め込む必要もないだろうとの判断。それにこれだけ絞って体重が少ないとエネルギーの消費量も少ないだろうし。

・新しい試み2:事前ローラー
雨の中ローラーを出すのが億劫なので、自宅で済ませた。本番まで4〜5時間の間が開くのでアップと呼ぶには微妙。そこで「事前ローラー」と名付けてみた。なぜこんなことをやろうかと思ったかというと、午前中雨で、午後から晴れるといった場合、ローラーをやった後に実走に出かけることがこれまで度々あった。その時の実走がすこぶる調子が良かった経験に依る。結果的にはこれが大当たり。でも近場のレースだといいけど、遠方だったり、朝が早いレースだと難しいね。

・その他
雨レースではボトルは不要
ランチパーティーの唐揚げ祭がすごかった

40kg台へ

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ついに40kgクラブに入会!これまで50.0kgジャストは何度かあったのだけど、ようやくその壁を越えましたな。まあ瞬間風速的なもんなので、3日後には50kg台に戻りましたが。越えたからと言って何がどうというわけでもないのだけど、カリカリに痩せたオッサンとか、なんか馬鹿みたいで面白いじゃないですか。おかげさまでみんなから「すごい!すごい!」と言われましたよ。もちろんこの「すごい」は必ずしも褒めているわけではなく、ゲテモノ的な意味でーゴキブリを食う奴が「すごい」というのと同じようなニュアンスでーということも重々承知しております。

普段から50kg前半をキープしているので、40kg台といっても数百グラム減っただけで実際には大して減ったわけではない。やったことと言えば節制を平日だけでなく、チート日の週末も、摂取カロリーが消費カロリーを多少下回るぐらいに調整したことくらいですかね。菓子パンをやめたり、ご飯をいつもの3分の2ぐらいにするとか。その分、野菜、たんぱく質、ヨーグルトなんかを大量に食べました。量が減る分、質には拘ったので皮肉なことに食事制限中の方が食費はかかってしまった。

こんなことを書いていると、ものすごい痩せ我慢してストイックに取り組んでいるように思われるかも知れないけど、そんな大したもんではないです。精神力とか根性ではなく、テクニックとしてこなす感じ。3食ちゃんと食べてましたし、炭水化物も減らしはしましたが、抜いたりはしてません。普段が過剰摂取気味なので、控えめくらいがちょうどいいんじゃないですかね。栄養にはかなり気を遣いました。まあこんな生活を一生やれと言われれば厳しいですが、年に数回の勝負レース前の数週間程度なら全然苦にならない。逆にデトックスされてる感じがして気持ち良ささえ感じ。

小学生の頃に体重になってしまったわけだが、今のところ減量によるネガはなし。ネガどころかめちゃ調子いいです。世の中には「痩せるとパワーが落ちる」とかいう理由でひたすら減量を拒否する方がいらっしゃいますが、そんなに太ってる方が有利なら、プロは全員デブじゃないとおかしいんですけどね。妙なところに拘ってないで、素直に節制して減量ぐらいすればいいと思うのだけど、なんか拘りがあるんでしょう。余計なお世話でした。

9/30 100miles ヤビツ練

100milesマッチョイさんの呼びかけで100milesのヤビツ練に参加させて頂いた。集まったのはケンボーさん、Ryoさん、たまたまその場にいたショウタ君。各地のヒルクライムレースで大活躍している3人だ。そして後からタマちゃんとヨメチョイさん。

この日のテーマはとにかくマッチョイさんに食らいつくこと。そして隙あらば積極的に前に出ること。タイムなんかどうでもいい。後半タレてもかまわない。やるだけやる。せっかく強い人たちと練習できるんだ、しっかりアピールしたいし、少しくらいは「こいつ、やるなあ」ぐらいは思われたい。マイペース走行やツキイチなどというセコい真似は眼中になし。

マッチョイさんの引きでスタート。旧デイリーを過ぎるとトップの3人が一気にペースアップ。何とかついていこうとしたが全くダメ。これはアカン奴や。格が違い過ぎる。後ろ姿を見送るしかなかった。

ここからはマッチョイさんと走る。序盤からかなりにハイペースでめちゃしんどい。こりゃ絶対後半タレるなあと思うが、ここはやるしかない。「もう無理だ」と思いつつも気づいたらゴールしてた。最後は捲られたが、練り強くついていけたし、積極的に前に出れた。とりあえずは目的は果たしたかな。タイムは34分9秒。ベスト更新だが、ビリゴールなので感慨はなし。

タマちゃんが参戦しての2本目(100milsさんは最低2本がデフォルトらしい)。ケンボーさんたちはゆっくり目のスタート。これならいけると前に出てみる。どんな強者だろうと隙があれば前に出る。こういう姿勢が大事だと思ってる。もちろんすぐに抜かれて千切れる。

マッチョイさんからも千切れてしまって一人旅だが、後ろからはタマちゃんが迫っているので気は抜かない。キツいけど心拍数はそれなりに出ているので何とか踏みとどまって38分でゴール。

とても中身の濃い充実した練習ができた。こういう場を提供してくださった100milsさん、そのきっかけになったチーム雑兵に感謝!

9/27 あざみライン

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久しぶりにあざみラインに行ってきた。6月の富士国際ヒルクライム以来ですかね。調子が良かったらTTでもやろうかと思ったが、初っぱなから心拍が全然上がらず、早々に諦める。レースの疲労は中2日ぐらいで抜けないのでしょうな。

こうなったら逆にどこまで心拍を上げずに登れるか試してみた。激坂区間は全身をダラっと脱力して、極力筋肉を使わずに体重でペダルを回すことを意識する。息は大きく吐いて小さく吸って。こんなことをやってると平均心拍138bpmで登れた。

しんどいので寄り道せずにまっすぐ帰宅。

帰りにショップに寄る。最近、インナーからアウターに入らないことが多いので、フロントディレイラー周りを点検してもらう。もう9,000km以上乗っているし、ワイヤーの寿命を疑っていたのだけど、それは問題なし。伸びもない。おそらくアウターのチェーンリングの内側にあるチェーンを押し上げる突起状の部品が摩耗しているのでは、とのことであった。

しかしこの部品はチェーンリングと一体化しているので、ここだけ代えるというわけにはいかないらしい。といってもスプロケットの歯はまだまだ残っているので交換するには忍びない。ということでちょっとしたフロントの変速テクニックを教えて頂いた。ありがたい。こういうネットや雑誌に載っていない情報を得られるのがプロショップの良いところだ。パーツはフレームは定価で買うことになるけど、工賃は無料だし貴重な情報も手に入る。結果的にはかなり得をさせてもらってる。

2017 KOH 2

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撮影:ボリコさん



3:00 起床
4:00 朝食 1100kcal(パン、牛乳、バナナ1本、黒糖入り紅茶)
5:00 アップの予定だったが大雨のため中止。寒いので暖房を入れて車内待機
6:00 レース1時間前の補給(バナナ1本約100kcal)スタート地点へ下山
6:55 アスリチューン赤を飲む。長丁場なのでレース直前に。
7:09 スタート(後ろの方)

前日夕方に会場に到着。まったり本でも読んで秋の夜長を堪能しようかと思っていたが、ライトが壊れてしまった。仕方ないので音楽を聴く。キング・クリムゾンとイエスプログレをじっくりと聴くには最適の環境ですなあ。9時就寝。

3時起床。雨が降っている。結構な土砂降り。余裕を持ってのんびりと準備をしたかったのだけど、雨が止むまで車内でウダウダしてたせいで時間が押してしまい、結局アップも出来ずに、スタート地点への下山開始時刻になってしまった。前日入りの意味がない。

下山用荷物はここで預けてしまうので、スタート地点への下山は上着無しかよと、不安だったのだが主催者様の配慮でポンチョを提供してくれることになった。もちろん下で回収してくれる。しかしポンチョだとまくれ上がって、あまり用を為さないのではと思われたので、自分で100均の上下セパレートタイプのレインウェアを用意した。裾をビニテで縛って風の進入を防ぐ。下界の天候状態がわからなかったので、念の為にパールイズミのちゃんとしたウェアも着用。万全の態勢だ。おかげで寒さを微塵も感じることはなかった。

先頭から20~30mくらい後方でスタート。グロスタイムなので前の方にいるのが定石なのだけど、まだまだ先頭集団で戦える力はないので、身分部相応なハイペースに巻き込まれない為にも後ろに並ぶ。

いい感じのトレインに乗って順調に距離を消化していく。パワーメーターを持っていないので、平均速度を指標にペースを刻む。ちょうど良い感じ。すごく楽。ていうか楽過ぎる。いや、ちょっとこれは遅いんじゃないのか。こんなペースでいいのか。

何か変だ。そこそこの平均速度が出ているわりに楽すぎる。と、ここで気づいた。スタート時にラップボタンを押してなかったのだ。つまり今まで当てにしてきた平均速度は下り込みのスピード。道理で速いわけだ。

ちょっとパニックになってしまった。もう料金所の手前まで来てしまっている。ここまでどれくらいのペースで走ってきたのか見当がつかない。とりあえずトレインを離脱して単独で走る。料金所で時刻を表示させると7時55分くらい。スタートしたのが多分7時過ぎ。ここまで50分くらいか。取り返しのつかないくらい遅いというわけではないが、レースとしては何とも物足りないタイムだ。参ったな...

料金所を過ぎて間もなく力が出なくなってペースダウン。前回マツさんと試走した時もそうだったが、どうも1時間ぐらいたつと体が休息モードにでも入ってしまうみたい。

ここでいつの間にか後ろについていた稲葉さんが前に出てくれる。まさに僥倖。いいペースで引いてくれる。しんどいが何とかついていける。休息モードに入っていた身体に活が入る。ここからはいい感じでローテーションをする。チームメイトなので千切りあいみたいにならないのが良い。同じカテゴリーの人を3人ほど抜かす。ちょっとは順位を上げられたか。途中で若い選手が加わってきて3人で回す。

ゴールが近づくにつれ調子が上がる。いい感じだ。試走で見られた標高2000m以降のタレは心配無さそう。いよいよラスト1km。チームメイトとはいえライバルでもある。いつまでも仲良く走ってるわけにはいかない。僕の作戦は最後の数百メートルの激坂でギアを上げて、静かなアタックを仕掛けること。まだまだ勝負どころではない。

まず若者がアタック、続いて稲葉さんもアタック。若者のアタックに反応できたので、それに続く稲葉さんのアタックも何とか対応できた。

ゴール前の激坂区間で若者と2人になる。坂が辛そうなので勝てるかなと思ったけど、ゴール直前でまたアタックしてきて敗北。何発も打てる人は強い。現時点の僕の力ではあれに対抗するのは難しい。

ゴール後、以前からお会いしたかったストラバ仲間のMさんに声をかけられて、連絡先を交換させて頂いた。一緒に練習できるのが楽しみ。

BCAAのジェルと薄皮あんぱん5個食べる。5合目は天候も良く、景色も良かったのでもうちょっとのんびりしていきたかったが、早く帰りたかったので第一グループでさっさと下山。帰りはみんなでココスで昼食。楽しかった。

このレースのポイントは料金所を過ぎてからの稲葉さんの引きに尽きる。あれで目が覚めた。これがなかったらどうなってたかわからないですね。相当にヤラかしたレースになってたんじゃないのかな。

次回は今年最後のヒルクライムレースとなる「FUJI-ZONCOLANヒルクライムin小山町2017」ですな。今年3回目のあざみラインでのレース。ビシっとキメたいと思います。

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2017 KOH 1 

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撮影:ボリコさん

1時間39分06秒、年代別8位でギリギリ入賞できた。何度か行った試走は散々で、タイム的に入賞なんて到底無理だと諦めてたんですが、いつものように完璧に仕上げたコンディションとちょうどいい天候、集団走行効果もあって良い結果を残せた。非常に満足しております。苦痛に満ちた試走とは打って変わってとても楽しく走れた。この点は富士ヒルと似てますな。

仲間たちの成績も良かった。みつさんが7位入賞、デゲンコさん3位、他のメンバーも軒並み好タイムを叩き出したようで何よりです。試走では苦戦されていたボリコさんも50分切りと素晴らしい走り。

それにしてもみつさんの入賞には驚かされた。試走もしてないし、どうせ2時間くらいかかって「もう二度と出ねぇ!」みたいなことになるのだろうなとニヤニヤ心配してたんですが、どうしてどうして。1時間41分と素晴らしいタイム、いや〜脱帽です。舐めててすまんかったです。

お話を伺うと、早朝の大雨と下山スタートということでアップが全く出来ず、序盤はアップがてらゆっくり目で始めたそうです。やっぱりヒルクライムは、優勝を狙うとかでない限りは、「序盤は抑え目」が基本なんですね。この定石さえ忘れなければ表彰台も狙えますよ!

次はレース展開を書いていく予定です。