9/13 湘南国際村


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いつも通り2分インターバル10本。少しづつパワーも上がってきてともていい感じ。涼しくなって暑熱トレーニングの効果が出始めている。「自転車選手は冬に作られる」なんて言われるが、僕に限っては夏に作られる。これはもう経験的に間違いない。この感じだと最高の状態で箱根ヒルクライムを迎えることができそうだ。

午後から妻と「デイビット・ホックニー展」へ。会場の東京都現代美術館は湘南からはいささか遠いけど、その分妻と過ごす時間が増えると思えばむしろ好都合。僕は全然知らない作家だけど、妻が大好きなんだそうだ。

かなり高齢な作家だが、今も精力的に活動しているらしい。若い頃はピカソに影響を受けたドローイングが多いが、近年はiPadで描いたりとか、テクノロジーを使った作品も多い。圧巻は「ノルマンディーに12か月」というノルマンディーの四季を描いた90mにも及ぶ巨大絵巻物のような絵画。絵のことは全然わからないけど、とりあえず僕はデカくて上手い絵が好きなので大いに満足した。同じチケットで常設展も鑑賞できる。こちらには横尾忠則が展示されていて楽しかった。

次は映画鑑賞。ヒューマントラストシネマ有楽町で「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」というイ・チャンドン監督の全6作品を一挙公開するというイベントが開催されていて、こりゃ行くしかないなと。とにかく彼の作品は見づらい状態が続いていてこの機会を逃す手はない。んで、そのうちのひとつ「オアシス」を鑑賞。

いやー、ほんと素晴らしかったですね。こんないい映画あるの?って感じ。「シークレット・サンシャイン」も「バーニング」も傑作だが、これも最高であった。人にはいろんな面があるという当たり前のことを正面から真面目に徹底的に描いていて、中々ハード内容ではあるが娯楽映画としても普通に面白い。厳しい終わり方をするが、それでいて全然後味が悪くない。とんでもないですね。俳優の能力を限界まで絞り切る強力な演出力。すごい映画ですよ。

他の作品も見たいなあ。全作品BD ボックスとかで出してくれないかしら。

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