7/30 やいた八方ヶ原ヒルクライム


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レンズの効果でガリガリの身体がさらにガリガリに見える

 

4年ぶりに開催された「やいた八方ヶ原ヒルクライム」に参加してきました。結果から言うと前回に引き続き年代別1位になることができた。コース的にも季節的にも相性が良く、今回もそこそこやれる自信はあったものの、もう49歳だし強い40代が台頭する中、さすがに1位は厳しいかなと思っていたが、なんとか勝てることができた。各カテゴリ優勝者にはリンゴ一箱が送られるこの大会、妻には「必ずリンゴをゲットしてくるよ!」と宣言していたので、有言実行できてよかった。


・前日
数日前にパンクが発覚。シーラントが塞いでいるので普段使いなら問題はないが、レースでは使うわけにはいかない。急遽注文して、朝一で取付け作業を行う。おろして間もないタイヤだったしタイミングが悪いなあと。裏からパッチを当てて再利用するかね。

当初は早めに出て、会場近くにある管理釣り場でマス釣りでもしようかと思っていたのだが、この暑さで魚もグロッキーのようで釣果は芳しくないらしい。僕もこの炎天下では釣りなんてしたくないので今回は見送った。なので9時過ぎくらいにゆっくりと出発する。

13時ちょうどに到着したので先に受付を済ます。地元の中学生が対応してくれる。この暑い中大変だあ。ありがたいやら申し訳ないやら。彼らのおかげでこの大会は成り立っているのだろうな。

車で試走する。前回の記憶を辿りながらゆっくりと車を走らせる。

山の駅がある広場で自転車のチェック。新品タイヤなので少し走らせて慣らしておきたかった。と、ここで重大な問題が発覚する。なんとフロントギアがアウターに入らなくなってる。

いつの頃からか、フロントギアがインナーの時に、リアスプロケがローから3枚目までの時にチェーンガイドに干渉するという現象が起きていた。シマノのマニュアルではガイドとロー側スプロケの間は「0mm~0.5mm」となっているので明らかにおかしい。カリカリと音がして煩わしいし、抵抗にもなっているのは間違いない。ショップに持ち込んで見てもらう。しかしチェーンガイドをフレーム側に最大に寄せてもほとんど改善せず、結局「これ以上はどうしようもない」という結論になったのだが、この時にガイドをフレームに寄せすぎだったようで、今度はアウターに入らなくなってしまったのが原因だと思われる。とりあえず該当のネジをシコシコいじって変速はできるようなった。外側に寄せたせいで余計にカリカリ音がするようになってしまったが仕方がない。アウターに入らないよりマシだろう。今思うと序盤の平坦もインナーでいけそうな気はするが、機材に不安がある状態で走るのは精神衛生上悪いのでこれでよかったと思う。いずれにせよこの干渉問題は解決したい。元々こんなのはなかったんだからきっと原因があるはず。何か情報がある方は教えて下さいませ。セカンドオピニオン的に他のショップに見てもらうことも考えている。

宿にチェックイン。矢板駅前にある5500円のビジホだが極めてまともでほっとした。普通のビジホに泊まるのは久しぶりだなあ。隣に大きなスーパーがあったので夕食と朝飯、水を購入。

「ザ・フィッシング」を見て、飯食って、英語アプリをやって、隅田川花火大会を中継を見ながら7時半に就寝。

・当日
4時に起床。8時間ぐっすり眠った。食パン3枚を消化しやすいようにチンして柔らかくしてからポカリで流し込む。猛暑が予想されるのでウォーターローディングに余念がない。ビタミンBサプリも忘れない。給油してコンビニでレッドブルを買って会場入り。すぐにローラーを開始するが既に暑い。あまりハードにやると身体に熱がこもって内部体温が上がりそうなので軽く回すだけ。そうこうしているうちにバスさんが到着。最近体調を崩されて心配していたが、いつも通り元気そうでよかった。

撮影バスさん。左肩が上がっとる。左脚のペダリングが上手くいかないのはこのせいか

 

ローラーはほどほどにしておく。雑兵ジャージに着替えて、入念に日焼け止めを塗り、エネルギージェルとアルギニンサプリを飲んで準備万端。近くの坂で2発ほどカマしてから会場へ向かう。めちゃくちゃ調子がいい。ペダルに足を置くだけでL5状態。伊吹山の時みたいにパワーメータが壊れてるのかしら。暑いのでアップはこれくらいで十分だろう。

・レース開始
暑さに備えて身体に十分に水をかけておく。9時にレーススタート。

序盤はしばらく平坦。誰かが飛び出したのでツキイチする。中々のペース。山に入り勾配が上がるくらいで先頭交代する。交代際に「僕はここまでです。頑張ってください」と言われた。

激坂がしばらく続く。ここは僕が引き続ける。後ろを見るとズラリと縦一列になっている。先頭交代する気なんぞ微塵もない感じ。まあいいや。7~8割くらいのつもりだがメーターは300wを越えている。とてもいい。

勾配が緩んだところで先頭交代を促す。いいペースで引いてくれる。勾配が上がるところで再び僕が前に出る。同じような強度感で走る。少しでも人数が減ってくれるといいのだが。

勾配が緩んだので再び先頭交代を促すと今度はゲリラ豪雨の方が前に出る。後続を千切ろうとしているのかガツンと上げてくる。絶好調な僕は難なくついていけるが、後続はこれで消えてしまった。まだ3分の1くらい消化したところなので「2人になったのでここから協力していきましょう」と提案してみるが、結局ここいら辺で一人になり独走に。

まだ半分もきてないが、ここからが試練となる。勾配の変化が激しく単独だとペースを刻みづらい。油断するとスーっと出力が落ちてくる。それに暑さの影響がじわじわと出てくる。結構キツイ。

ここで僕が恐れていたのは、後続が集団で追い上げてくること。スタートリストをざっとみただけでも富士ヒルで上位の人たちが何人かエントリーしているし、彼らが集団を形成してると、こんな緩斜面では一瞬で追い付かれる。とにかく脚を緩めるわけにはいかない。常に5倍をキープする。

念願の給水所が見えてくる。大声で「水をかけてくださーい!かけてかけて!」と連呼する。どなたも一瞬「え?」という顔をされるのでしつこく連呼することが肝要。誰かが先陣を切って水をかけてくれると、「こいつは水をかけて欲しがってるんだ」となり、次々にかけてくれる。ありがたい。一気にリフレッシュされる。

後ろに注意を払いながら、ひたすら回す。誰もついてくる様子はなし。相当距離は開いている。

「山の駅たからは」を通過。残り3km。もうバテバテ。5倍キープが難しくなってる。ボトルも空だ。体内に熱が籠ってたまらない。一番しんどい時間帯であった。後ろを見るとちょっとづつ近づいてくる人が見える。ゲリラ豪雨の人ではないが...誰であろうと近づいてくる人を放置するわけにはいかない。しんどいけど気合を入れて踏みなおす。

残り1kmを切る。500m、300m...。奴はじわじわと近づいてくるがまだまだ遠い。もう大丈夫だろう。残り100m。口の中はカラカラだ。最後の力を振り絞ってゴール。キツかったー。結局近づいてきた人は別カテゴリーの人であった。

僕のカテゴリは2組あるので、リザルトは確定ではないがおそらく大丈夫だろう。まあでも喜ぶのは下山して最終結果を確認するまでとっておくことにする。

ソフトクリームを食べながら仲間たちと談笑して下山時刻を待つ。楽しいひとときだ。

下山してリザルト表を見ると無事1位であった。2位の方とは大分差がついている。1位になるのは4年ぶりかな。やっぱりいいもんだねえ。表彰式後は道の駅でお土産を買ってさっさと帰宅。渋滞がなくACCを存分に利用できたので快適なドライブであった。


帰りの高速道路にて。40度越え

 暑い中、表彰式を見届けてくれたボリコさん、マイスター氏に感謝。写真もたくさん撮って頂いてありがとうございます。


大会ボランティアの方々にも感謝したい。とりわけ中学生やお年寄りは暑さで大変だったと思う。体調を崩された方もいるのではないかな。本当にありがとうございました。

妻がお祝いでウナギを買ってきてくれた。美味しいかったわ。