6/27 北海道旅行 Day7 帰宅


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白い道

 

長かった旅行もついに最終日。自転車をパッキングして宿を出立する。飛行機の出発時刻まで時間があるので、ギリギリまで楽しみますよ。

まずスーツケースを宅配便で送るべく郵便局に立ち寄る。ここで思わぬ足止めを食らう。

送り状にある荷物の内容欄にいつも通り「衣類、自転車用品」と書いたら「あ、入ってる物全部書き出してください。紙面が足りないと思うのでこれを使って下さい」とメモ用紙を渡される。はあ?マジかよ。往路はこんなこと言われなかったんだが。何かおかしいと感じつつもここは真面目に書き出していく。面倒くせーなあ。

ようやく書き出しが終わってメモを渡すと、今度はそのメモに書かれた物品を、連中が1個1個何かのリストで確認していくわけ。

「日焼け止めとありますが、これにアルコールは入ってますか?」
→知ってるわけがないので、わざわざスーツケースを開けて確認した。

「釣り竿は電動ですか?」
→違います(電動ロッド?)

僕の方は比較的早く終わったが、サプリとか医薬品を多数入れてる妻は大変なことになってる。アロマオイルの引火点の温度を聞かれたりとか。バカなんじゃねぇの(笑)。アロマオイルにSDS用意しろってか。流石にこれは面白くて突っ込んでみたが、SDSも知らなさそうで会話ならなかった。馬鹿馬鹿しいにも程があるなあ。大体細かいこと聞く癖に、質問がいちいち素人臭い。

痺れを切らした妻が「急ぎではないので陸路でお願いします」と。その手があったか。やれやれ、やっとこれでアホな尋問騒ぎは終わるな。と思ったが尋問は終わらない。さすがにこれはちょっとおかしいと思い文句を言ってみる。

「いやいや、陸路って普通のゆうパックでしょ。なんでまだ続けるの?普段こんなことやらないよね」

「いえ、やってます」

「いやいや、そんなのされたことないですよ」

「やってます」


1時間くらいかかってようやく終了。実に不愉快であった。別にチェックされるのが嫌なわけではない。必要なことであればもちろん素直に従う。でも業者や支店によってバラつきがあるのは納得がいかないな。

次は稚内空港へ。先に自転車を預けておく。羽田では手続きにすごく時間がかかったので、前もって済ましておこうという算段だが一瞬で終わった。

宗谷岬の「白い道」をドライブ。すばらしい景観であったけど、やっぱりここは車かモーターサイクルで来るところなんじゃないかと。ロードバイクだとかなりトラブルの可能性が高くなりそうな気がする。慣れない土地でのソロライドだし、引き返したのは正解だった。オキタクさんはよくこんなとこ走ったな。さすがだわ。

昼食は稚内港の近くにあるフレンチ、「ら・せーぬ」へ。妻が地元民からオススメされた店だけあって素晴らしいですなあ。フレンチといっても大きな皿にちょこんと数切れ乗っかってるようなものではなく、ボリューム満点でまさに僕好み。できれば滞在中に数回行きたかったな。

何度か行きたかった

 

時間が来たのでレンタカーを返却して稚内空港へ。17時くらいに羽田に到着。退勤ラッシュの時間帯で、とてもじゃないが輪行バックを電車に持ち込む気にはならないので、空港バスで藤沢駅まで行き、そこからは妻に自転車を見ててもらい、僕は単身で帰宅して車でピックアップしてきた。ちと面倒臭いですなあ。普通の輪行袋ならここでロードバイクを組み立てて帰ることもできたけど、OS-500は畳んだ状態でも大きくて、あんなのを背負って自転車に乗るのは難しい。

そんな感じで旅行は終了。人生最高の夢のような1週間であった。40代の最後にこんなに嬉しいことがあるとは思わなかったな。生きていればいいことあるんだねえ。こういう機会を与えてくれた妻にはほんと感謝だわ。