釣り大好きだった子供の頃、愛読していた釣りの本に北海道の釣りが紹介されていて、大量のカレイやアイナメの爆釣写真に「北海道スゲー！いつか行きたい！」と胸を躍らせたものだった。今はもう趣味と言えるほど釣りはしていないけれど、一応道具は持っているし、決して興味がなくなったわけではない。毎週「ザ・フィッシング」の視聴も欠かしていない。
そして今回、ついに北海道で釣りをする機会に恵まれた。一番近い釣り場所は稚内港。投げ釣りやルアーでカレイや根魚がたくさん釣れるらしい。そんなに荷物を持っていけるわけではないので、スーツケースに収まるチョイ投げ用のロッドと投げ釣りの仕掛けを購入。餌は豊富町にあるホームセンターで青イソメを購入した。
バイパスを使って50km先の稚内へ。30～40分で着いてしまう。稚内港を車でウロウロするが、釣りをしてる人なんか一人もいない。入っていいのだろうか…と思わせるくらい人がいない。とにかく人がいないんだ。
風が強くてすこぶる寒い。風裏の堤防を選んで竿を出す。仕掛けを投げた5秒後にアタリが！さすが北海道や！
見たことない魚が2匹掛かっている。なんじゃこれは。宿にはキッチンはあるが、魚を処理できるほどの広さはなく、こんなものを持って帰っても迷惑なだけなのでリリース。幸先のよいスタートだ。
その後もアタリは続くが、みんな先ほどの魚。カレイとか根魚はどうなったんだ。寒いし、なんとなく飽きてきて撤収。場所を変えてみるがフグが釣れただけ。面白くないからもう帰ろう...。北海道は甘くなかった。
後でフォロワーさん教えてもらったところウグイだと判明。海にウグイがいるなんて知らなかった。
昨日買った口内炎の薬が全然効かないので、薬局に寄って再度購入。前のが第3種医薬品だったので、今回は第2種医薬品の薬を買う。そろそろ北海道的なものを食べたいので鎮痛剤も買っておいた。
昼飯はサロベツ牛乳と食パン。サロベツ牛乳というのはセイコーマートのブランドで豊富産の牛乳。超絶おいしい。豊富町は牛乳が有名で、あらゆる乳製品が美味しい。気候のせいか、牛の餌が本州とは違うのか、とにかく味が全然違う。牛乳人体有害論者の妻もここの牛乳だけは飲めるらしい。
午後から「道の駅天塩」へサイクリング。宇野牧場というところで製造された、妻が一押しのソフトクリームがここで食べられるらしい。乳製品好きの僕にどうしても食べさせたあげたいのだそうだ。
道の駅までは約60km。神奈川だと午後から行くような距離ではないが、北海道だと湘南平に行く感覚でサクっといけてしまう。サロベツ原野を横切ってオロロンラインを南下して向う。
ソフトクリームは残念ながら売り切れ。うーむ。このあたりは天塩川の河口。せっかく来たので釣りができる場所があるかどうか探ってみた。
復路は最短距離で帰る。約40km。この日の夕食も自炊飯。買いなおした薬が効いてるのか痛みが随分和らいできた。明日はジンギスいけそうか。いや、日程も半分を過ぎたし、痛かろうが行くしかない。
