12/10 足柄峠


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前回、「平塚極寒地帯」というのを書いたが、そこを抜けてから東海大学から中井にかけても相当な極寒で、レイクウッドゴルフ場あたりでいったん緩んだ後、再び寒くなる。そして松田まで行くと一気に暖かくなる。激しい気温変化で中々のストレスだが、環境への身体の順応力を高めるという点で、これは良いストレスなのではと思う。旬の食材を味わうように、自転車活動も季節性を味わいたいと思う。まあ僕は既に足の全ての指にシモヤケできているくらいの病的な冷え性なので、寒さを味わい過ぎると食中毒を起こすかも知れんが....。

単純にトレーニング効率、つまり時間当たりのTSSやらキロジュールを稼ぎたいなら、当然暖かい部屋でガツンをローラーをぶん回すほうがいいに決まっている。FTPだって上がるかも知れない。冬の実走なんて寒くて辛い上、準備にも時間がかかるし、心拍も上がらずパワーも出ない。更新だのベストタイムだのといった景気のいい話は望むべくもない。

しかし、寒さや風、路面抵抗、気温変化、減速加速G、そういった様々なレジスタンスに身を晒すことはFTP向上には役に立たないとしても、生物としての強さを身に付ける効果はあるのではないか。ロードバイク遊びは健康な身体という土台があってこそ。まずはその土台を強くせねばなるまい。それにロードバイクのレースは様々な環境で行われるし、環境への順応力はあった方がいい。とは言えあんまり寒すぎても身体の動きが悪くなって、バイクコントロールに障害が出て事故リスクは増す。どこかで線を引く必要があるだろう....などと寒さを紛らわせる為に考え事をしながら走ってるうちに足柄峠に到着。

なんか走りがフニャフニャするなあと思ったら、リアタイヤの空気が抜けていた。パンクかと思ったけど、エアを入れると普通に復活した。

地蔵堂から2本。大体15分弱ぐらいなのでL4以上でいきたいが、今のコンディションでは220~240wくらいが精一杯。まあFTPも大分落ちてるだろうし、実質的にはFTP走と言えるかもしれない。

引っ越ししてから山方面はほんの少しだけ遠くなった。その「ほんの少し」が最近とても遠く感じる。低調+ウェアの空気抵抗でスピードが遅いからだろうか。往路は5~6分伸びただけだが、復路はスムーズな動線を確保したい関係で少々迂回して帰ってくるので大分長くなる。それがしんどい。往路のルートは帰宅する時間帯には交通量が増えているし、ロードバイクでは曲がりにくい交差点があったりするので走りたくない。チマチマとした道もあり、歩行者との距離も近く事故リスクも高い。ルートが複雑になるほど事故リスクが高くなるというのが僕の持論。いろいろ悩ましい。