12/14 伊豆イチ


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なんか天気良さそうだし、風向きも北風から、午後にかけて南風になるようで、伊豆イチにはいい感じ。ってわけで2回目の伊豆イチへ。今回はもっとスマートにこなして早く帰ってきたい。

小田原のPAに駐車。ものすごい激坂の上にあるPAで、帰りは大変なんじゃないかと思うが、それもまた一興ということで。

4時にPAを出発。走り出して間も無くパワーメーターが沈黙してしまった。左側が止まっている。原因はわからないが幸先の悪いスタートだ。思ってたより気温が低く、トイレついでにオニギリを食べようとするが、口の筋肉が固まって上手く噛めない。

伊東あたりでちょっと体調の異変を感じる。胃液が逆流してくるゲップが頻発して、軽い胸焼けに襲われる。

南伊豆・弓ヶ浜のコンビニで一回目の補給休憩。体が何となく体が重くて、脚がパンパンに張っている。固いホイールのせいかなあ、などと思うが、それにしてもこのダルさは半端ではない。引き返すことを考えたが、随分遠くまで来てしまったし、ダルくても乗ってるうちに楽になることもあるので、このまま続行。

西伊豆までくると体調の異変ははっきりしてくる。まず関節が痛くて前傾姿勢をとれない。ブラケットポジションもキツくて、手の位置はトップ固定、脚も完全に死んでるのでインナー固定。おまけに強くて冷たい風。まだ半分もきてないのに大丈夫だろうか。ものすごく不安になる。

ギブアップを考え始める。しかし西伊豆には駅はない。バスやタクシーなら何とかなりそうだが、自転車をどうするかの問題もあるし、そんなことを考えているなら、無心で自転車を漕いでる方が楽だという結論。意識と身体を切り離してマシンの如く淡々と漕ぎ続けるのみ。

天気はいいが風が冷たくて寒い。時折ガツンとした横風に煽られて体力が削られる。しかしCADEXホイールは横風に強いのか、突風をうまくいなしてくれる。
 
自転車のいいところは、どんなにゆっくりでも漕いでる限りは前に進むところ。なんとか大瀬崎まで到着。全身が痛くてたまらない。ちょっとした段差に悶絶する。

2回目のコンビニ休憩。胸焼けで食欲は皆無だが食べないわけにはいかない。いつもならスポーツドリンクのようにサラっと一気飲みする牛乳も、この時ばかりは乳脂肪がネットリと喉に絡みつくような感じがして飲むのが辛かった。
 
ここからは追い風。一気に距離を稼いで三島の市街地へ。走ってる時には気にならなかった横風も、停車時や市街地での徐行運転では容赦無くホイールが煽られる。スピードが出てるほうが横風に強いというのは面白い。

いよいよ箱根越え。登り始めた途端にサイコンのバッテリー切れ。前回は13時間持ったんだがなあ。まあしょうがない。

強烈な追い風で相当楽に登れる。これには大いに助けられた。この時には悪寒も現れ始めていたので。ダウンヒルは、まだ明るかったので前回ほどの恐怖は感じずに付いた。
 
駐車場の激坂。ほとんどがドーナツ舗装でとんでもない。クソ坂という言葉は嫌いだっが、これはクソ坂としか呼びようがない。

這う這うの体で車に到着して、すぐに暖房を全開。朦朧とした意識の中、最後の力を振り絞って何とか無事帰宅。速攻で就寝。