8月の八溝山ヒルクライムにエントリーしたので試走に行ってきた。
遠方の場合、試走はせず前日に車で下見をする程度で済ますことが多いのだけど、borikoさんのレポートを読むと中々癖が強そうなコースだ。中止となった「八方ヶ原ヒルクライム」の代わりとして、それなりに頑張りたい真夏のレースなので、これは試走しといた方がいいだろうということになった。
スタート地点となる茨城県大子町へは常磐道を使う。常磐道へは首都高経由と圏央道経由の2通りのルートがあるが、早朝で渋滞を回避できそうな往路は最短ルートである首都高を使う。首都高特有の複雑な分岐を緊張しながらクリアして常磐道へ。
最初のPAで妻と運転を交代する。彼女にとってはって初めての高速道路。最近は運転も慣れて近場ではあるがちょくちょくと車で出かけている。ならばこの際、高速道路にも慣れたほうがええんでないかな、遠征時は分担できるし。ということでハンドルを託してみた。
危なげはゼロ。全然問題ないですな。次のPAまでのつもりだったが調子が良さそうなので、そのまま目的のICまで運転してもらう。これだけ運転できれば十分。これからの遠征は楽になるなあ。
スタート地点近くにある道の駅に停車して早速試走開始。サイコンにマップを登録してあるのでナビにしたがって進む。僕が走っている間、妻はカフェとか温泉に行くらしい。楽しんでおいで。
スタート地点から計測開始地点までのパレード走行区間は約9km。なだらかで道幅が広い快走路だ。アップにはいい感じ。
計測開始地点となる菊池商店を過ぎても快走路は続く。かなりのハイスピードな展開になりそう。これだけ勾配が緩いと千切れたら終わる。後半に備えて温存とか言っていられない。どんなにオーバーペースになろうと付いていくしかない。
6kmのところで激坂と言われている林道に突入。ここでサイコンのナビが沈黙してしまう。なんだろう、ルートから外れるとピーピーと喧しくがなり立てるはずだから、道は正しいはず。何かの設定を間違えたか。
気にせず前へ進む。確かにこれは激坂ですなあ。しかも相当長い。脚を削られたあとにこの坂はキツいですなあ。
疲労困憊でゴール地点である展望台広場に到着。この辺りは湧水が有名で、以前モーターサイクルのツーリングで来た時、ここの水でコーヒーを沸かして実に美味かった記憶がある。「名水百選」みたいなのは大抵大したことないものだが、ここの水だけは別格。ボトルに汲んでいきたかったが、結構歩かなきゃいけないしアブだかブヨだか、不愉快な吸血昆虫が飛び回っているので断念、さっさと下ることにする。来た道とは別の道から下れそうなのでそこに行くとナビが突然復活した。どうもこれから下ろうとしてる道が本来のコースっぽい。入り口を間違えた。やらかしたな。
下って行くと見覚えのある鳥居が出てきた。ここが正しい入口か!確かにborikoさんのブログにそんな写真があったなあ。
とは言えもう一回ここを登る体力はない。下った感じだと間違って登ってきた道とレイアウトは似ているのでまあいいだろう。とりあえずキツいということはわかった。疲労と強い空腹感で一刻も早く帰りたい。
空腹感が耐え難いものになりつつあり、かなりやばい。こんなことは珍しい。フラフラになりながらやっとコンビニに到着。食パンと牛乳を貪り食った。
試走の感想としては相当苦労しそうなコースだなと。ハルヒルとか日の出ステージを前半を極端に平坦、後半を極端に激坂にした感じ。前半で脚を削られて、勝負所であるはずの激坂区間に突入する頃には脚が終わってるパターンが目に見える。
道の駅で妻と合流して昼食。妻は軍鶏の親子丼と僕は鶏天丼。美味しかった。
次の目的地は「常陸太田市ふるさとの森マウンテンバイクトレール」という無料のMTBパーク。無料とは思えないほどちゃんとしたXCコースで素晴らしいボランティアの方が整備してるのかな。こんなところで毎日走ったら自動的に上手くなるだろうな。疲労と暑さで1時間ほどで撤収したが、こんなのが近場にあれば通うなあ。
渋滞を回避すべく復路は圏央道で。妻に運転を代わってもらい仮眠する。少しのつもりだったが、がっつり寝入ってしまい2時間近くも運転させてしまった。
距離的には遠回りとなってしまうが渋滞フリーで往路と同じ時間で帰宅できた。夕食はスシローで簡単に済ます。席の誘導から注文、会計まで完全自動化されていて人手が入ることはない。こりゃすごい。
6/16 八溝山ヒルクライム試走
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