3/19 初輪行

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コロナの猖獗で見送っていた正月の帰省、緊急事態宣言が解除されたこのタイミングに決行してきた。ついでに自転車を持って行ってアワイチでもやってやろうと。ほんとは余裕のあるスケジュールでのんびりと行きたかったのだけど、都合が合わず金土日の2泊3日の行程となった。これでは車で行くのはしんどいので新幹線で行くことにする。ついに輪行にチャレンジする時が来たというわけ。

伊豆大島に行きたいと思い、輪行袋はだいぶ前に買ってあったのだけど、やはり中々煩雑で敷居が高い。必要に迫られればやるしかないのだけど、車を持っているので「必要に迫られる」という状況がない。伊豆大島も「いつか行けたらいいな」程度のモチベーションしかないし。

でもやっぱり遠くに行くには電車が便利。僕の49PSしかない軽商用車での長距離移動は苦行だし、疲労で認知力が落ちることによる事故が怖い。輪行をこなせるようになれば世界は広がるし、何より本読みながらビールを飲んだりするできる。それでこの機会にチャレンジしてみることにした。

まずはyoutubeの動画を見ながらやってみる。バラすとこまでは問題なかったけど、最後にどうしてもハンドルがはみ出て袋に収まらない。どうやら手本動画では曲げたハンドルのエンドをスポークの間に通しているのだけど、動画の自転車とはジオメトリが違うのか、僕の自転車だとリムに干渉して通せない。このせいでハンドルを曲げきることができずに、袋からはみ出てしまうようだ。まあちょっとハンドルはみ出すくらいで咎められることはないと思うけど、一応こういうのはちゃんとしておきたい。

どうにも解決方法が見つからないので、ホイールはバッグに入れて別途持つことにした。CADEXのホイールバックはクッションが入っていて安心感がある。ちょっとぶつけるくらいは問題ないだろう。

■駅までどう行くか
次の問題は最寄りの駅までどう行くか。「いや、駅までチャリで行ってそこで組み立てたらええやん」と突っ込まれるだろうが、僕はやっぱり不慣れなので家でじっくり時間をかけて完璧に梱包したい。駅で時間を気にしながらだと焦ってミスりそうだし、そういうバタバタとした状況でやりたくない。

とはいえ、自宅から駅までは約1.5kmある。歩くと30分ほどかかる。これを輪行袋担いでるのはちょっと現実的ではない。しかしバスやタクシーは避けたい。そもそも始発の時間帯なので運行していない。

前日の深夜に駅近くの公園まで車で運んで、その辺の茂みにでも隠しておこうとか考えてみたのだけど....まあ盗まれることはないにしろ、何となく倫理的に問題ありそうだし、ロードバイカーとして自転車をそういうふうに扱うのは胸が痛むので却下。仕方なく徒歩でいくことにする。

輪行袋は右肩に掛ける以外の持ち方が出来ないので(後からクンホリパイセンにフレームを直接掴む方法を教わった)、右肩がとても痛い。背中にはリュック、左手にはホイールバッグ。しんどいなあ。ホイールバッグは肩に掛けられないので手で持つことになるが、普通に持つと地面に当たるので少し持ち上げた状態で持つことになる。つまり1.5kgくらいのダンベルでアームカールしてるような状態。たまに風に煽られるとキツいことこの上ない。

歩き始めて3分で右肩がギブアップ状態になったが、後には引けないので瞑想モードに頭を切り替えて無心で歩き続ける。

気が付いたら駅に着いていた。やればできるなあ。先頭車両に乗り込んでやっと荷物を下ろすことができた。予想していたように小田原方面の始発なので人は少ない。他の乗客に気兼ねなく乗ることができた。小田原で新幹線に乗り換えて、予約してあった大型荷物スペースに置く。ミッションコンプリート。後はのんびりと電車の旅を楽しむだけだ。

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新幹線の大型荷物スペース。要予約とされているが確認されることはなかったな。



3/16 西伊豆の林道

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体重55.2kg 起床時心拍51

相変わらず起床時心拍が高い。体調不良とかはないけど何となく気が重くて倦怠を感じる。そこで気分転換として車にMTBを積んで西伊豆の土肥まで行ってきた。こういう時、ロードバイク以外の遊び道具があれば便利やね。ちょっとオフロード走って、釣りでもやってやろうかと。

目的地は土肥中央林道。土肥港からちょっと内陸に入ったところにあり、オフロードバイクに乗ってた頃、何度か走ったことがある。ほとんど舗装されていて未舗装路区間はわずかだが、自転車の速度域だとそこそこ楽しめるんじゃないかと。

車を降りて準備をするとものすごい西風。ロードで海岸線を走るライドだとDNS一択な風力。しかし今回は山へ向かうので関係なし。

林道入口までえっちらおっちらと走る。かったるいけど強烈な追い風のおかげで、いつもほどの苦痛ではない。

30分くらいかかって入り口に到着。GoProをONにして出発。

走りながらぶつくさと喋りYoutuberの真似事なんぞしてみる。あとで確認してみると、何だか声が遠いし、生来の活舌の悪さもあり、何を言っているのかよくわからない。僕は単身者で友達もいないし、職場でも必要最小限の会話しかしないので、喋る能力が著しく低下してるのでしょうなあ。若干照れも感じられるし、自分にはYoutuberにはなれそうもありません。

土肥中央林道は平坦な砂利道で難なくクリア。太いタイヤをつければロードでも大丈夫でしょう。

駐車場に戻る途中、脇に未舗装路があったので入ってみる。尖った石がゴロゴロしていて落車でもしたら血まみれになりそう。勾配もそこそこ急で難しい。石に躓き一度足を着いてしまうとリスタートは中々難しい。押し歩きも入れながら前進するが、まだまだこのガレ場は続きそうだし、危険を感じたので適当なところで引き返す。

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下り。慣れないもので動画ではギャーギャー騒いでますが、29erの大きなホイールと下り向けジオメトリのおかげが、車体はとても安定してました。

風は収まるどころかますます強くなっているので釣りは断念。とっとと帰る。帰宅してから軽く河川敷を散歩。初夏になったらウナギでも釣りに行こう。