第14回富士ヒルクライム 4 レース展開


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昨年はもみくちゃにされて、大きく出遅れたパレードラン。今年は何故か超スローペース。これこそまさにパレードランだ。まったりと計測地点を通過してレースが始まる。

体の動きがすこぶる良い。最近の峠TTでも感じていることだが、僕の場合、ウォーミングアップはヘトヘトになるくらいまでやった方がいいのではないかと思う。3000番台最後尾スタートなので、それなりの密集度だが難なくクリア。適当にトレインを乗り換えながら前に出る。

レース中、僕はサイコンをほとんど見ない。区間タイム表もまず見ることはないから、最初からつけてない。ヒルクライムはコンディションが全て。コンディションが良ければ想定タイムで走れるし、悪ければ底なしに落ちていく。そういうもんだ。サイコンや区間タイム表を見たところでコンディションが上がるわけではない。で、その大事なコンディションはとてもいい!

中盤は人が少なくて単独走を強いられることが多かった。ここは堪えどころ。口の渇きが気になる。やはりボトルは持つべきだったかな、などと思うが今はレースに集中すべき時。今更どうにもならないことを考えても意味がない。雑念は振り払う。

中間地点を通過。70分切りペースは保っているが、じわじわとスピードが落ちていくのがわかる。こういう緩斜面はどうも苦手だ。独走力が弱い。何とか集団を捕まえてペースアップしなければ。

大沢駐車場の手前、ようやくいいペースの集団を捉える。単独走の時にペースダウン覚悟で脚を溜めていたのをここで解放、これで一気に最後までいく。平坦区間に入って70分切りを確定させる。特に競り合う人もいなかったので、最後の坂は目標達成のゴールを味わうべくまったりと。

想定タイムぴったりの68分台でゴール。よかったよかった、とっとと下山して帰宅して酒飲んで寝て終了、(完)となるはずだったのだが、真の試練はここから始まる。祭りはまだまだ終わらない。(つづく)