第14回富士ヒルクライム 5 レース後


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さあ果たして荷物はちゃんと届けられているのかどうか。

預ける時に「上で仕分けるから」と言われたので、一応出走ウェーブ順に振られた荷物置き場を探してみるが見つからない。近くにいたスタッフに聞いてみると「最後のトラックの荷物は上(ゴール付近、商店が並んでるところね)にありますよ」とのこと。筋肉痛の脚を引きづりながら坂を登る。で、探してみるが見つからない。近くにいたスタッフに聞いてみると「下にありますよ」とのこと。筋肉痛の脚をひきづりながらまた下る。もう一度入念に探してみるが、やはり見つからない。筋肉痛の脚を引きづりながらまた登る。

登ったり下ったりしてる時にボリコさんが声をかけて下さったのだけど、寒さと筋肉痛の為、塩対応となってしまい失礼しました。

上がると荷物置き場に人だかりができていて騒ぎになってます。「俺の荷物、ねぇんだけどどうなってんだ」と高校生くらいのスタッフに詰め寄るピチパンのおっさん達。スタッフは何も知らされていないらしく困惑している。

体が冷えてきてめちゃくちゃ寒い。腹も減っている。参ったなこりゃ...どうすんだ...そうだ、さっきそこにいたボリコさんに余分なウェアがないか聞いてみるか...あと金も借りれればいいな、富士国際で返せばいいし....

その時、背後で「良かったらお菓子どうぞ~」の声が聞こえる。地元の方がおやつを提供して下さっている。神の恵み!ヴァームクーヘン、黒糖系のお菓子が並んでいて、ワシ掴みでジャージのポケットに放り込んでいく。品のない振舞いだけど、今は緊急事態だ、背に腹は変えられない。ほんとこれには助けられました。これがなければどうなってたかわからない。ありがとうございます。

荷物置場はさらに人が増えて大混乱。怒号が乱れ飛んでいます。スタッフのリーダーっぽい人が来たけど彼も事情がわかっていない様子。とにかく寒くて外にいられないので、レストハウスに避難します。

このレストハウスも寒くてね。ストーブは置いてあるけど、この広いフロアを暖めるにはやや力不足。しかしまあとりあえずは人心地つけたので、先ほどワシ掴みにしてきたお菓子を頬張る。旨いの~。

少し落ち着いたので状況を偵察しにいく。どうやら第2陣のトラックというものがあって、届いていない荷物はそこにあるらしい。なるほど。じゃあレース終わってからだな、ここは腹を決めて長時間待機を覚悟する。ついでにお菓子を追加調達。状況が見えてきたので大分混乱が収まったようだが、おじさんが一人だけしつこくごねている

「そのトラックはいつ来るんだよ!」
「ちょっと時間はわからないです。お答えできません」

こんなやり取りを延々と繰り返していて、ついにそのスタッフがキレて

「はい、はい、はい、はい、わかりました、わかりました、わかりました、わかりましたよ(怒り)」

不毛な議論を聞いていてもしょうがないので、レストハウスに戻る。

後はひたすら待つだけ。何度かお菓子を調達しに行くが、いつ行っても山盛り状態だ。あれだけ人が群がっている上、僕みたいに大量にワシ掴みにしている輩が多いのにも関わらず、確変中のパチンコ玉みたいに湧き出てくる。ありがたいことだ。

いろいろ文句垂れてますが、僕なんかまだレストハウスで待てるだけマシな方で、後からゴールした方たちは、満杯になったレストハウスには入れず、気の毒なことに寒い廊下でうずくまりながら待っていました。あれはキツイ。

窓際に座っていたのでゴール付近の様子がよく見える。雑兵ジャージの方もちらほらと確認できる。そのうちゴールしてくる人が徐々に減ってきた。そして12時半頃、ようやく大型トラックがやってきた。近くで歓声が上がる。皆さん飛び出していきますが、すぐに荷物が下ろせるわけでもないので、しばらく待ってから向かう。

ようやく荷物回収。さっさとカバンに入れていた補給食を食って着替えて下山します。下山時、妙にスピードの加減速が激しく、スピードが緩むと一気に集団が密集するので怖かったです。

会場について計測チップを返却してさっさと撤収。もう混雑はコリゴリなのでうどんも食べなかった。まっすぐ山中湖PAまで走る。いいクールダウンになりますな。