疾風スプリンター

f:id:raw_igu:20170114180803j:plain


風邪を完治させる為に、この週末は実走しないと決めていたので、時間ができた分、新宿くんだりまで行って「疾風スプリンター」を見てきました。

予告編を見る限りでは、色物映画の雰囲気が濃厚に漂っていて、全く期待してなかったんですが、いやいやどうしてどうして。ケレン味のないド直球のスポ根物でとても面白かったです。ライバル達との熱い戦いと友情、そして根性。完全に少年ジャンプの世界です。いいですねぇ。こういうのは好きです。ドーピングとか不正行為など、ロードレースの暗部を見せるシーンもあるのですが、そこにはあまりフォーカスせずにサラっと流す程度。問題を提起する系の作品でないので、これはこれでいいのではないでしょうか。


レースシーンも迫力満点で素晴らしい。色物映画みたいなんて言ってすまんかった。まあ詳しい人からすればいろいろ突っ込みどころはあるんでしょうが、僕レベルのサイクリストだと全く気にならないです。もうあがりまくりです。

台湾の自然環境の美しさも堪能できるのもいい。若い頃はエドワード・ヤンとかホウ・シャウシェンといった台湾人映画監督の作品をよく見ていましたし、今も仕事の関係で台湾のテレビドラマを見る機会があるのですが、都会が舞台の作品が多く、あまり海や山が出てこないんです。この映画を見ると、改めて台湾って南国なんだなあと思いました。

そんな素晴らしい作品ですが苦言を一つ。

恋愛シーン、いらねぇっす。

女子選手が出てきて3角関係っぽくなるのだが、ストーリーにはほとんど関係ない上に、テンポ良く流れてたいた話が寸断されてしまう。これはダメだ。気持ちよくない。全体的には歯切れの良いストーリー展開なだけに残念。

この女子選手役の女優さんも微妙でねぇ…。可愛らしい人なんですが、運動選手っぽさが皆無なんです。普通の女の子がサイクリングしてるようにしか見えない。男性陣は皆、体をきちっと作ってアスリート然とした佇まいを体現してるだけに、この女優さんの素人っぽさは余計に目立つ。120分の映画ですが、この人が出てくるシーンを全部カットして90分くらいにしたやつを見たいですね。

いろいろ書きましたが、自転車好きな人なら必ず楽しめると思います。機会があれば鑑賞してみればいいじゃん。

風邪クライム

風邪クライムで苦戦中っす。やっぱり治りかけの状態でライドしたのが良くなかったみたいですね。冷たくて乾燥した空気は、喉にかなりのダメージを与えたみたい。喉が痛くてたまらない。咳も止まらないしとても苦しい。休むべき時に、欲求に負けてフラフラと走ってしまうのは精神力の弱さでしょうな。「休む」という決断を断固とすべきであった。

今年に入ってライドはたったの2回。昨年の3月から続けてきた月の獲得標高10,000m越えも今月で途切れるでしょうな。救いは3本ローラーがあること。とりあえず毎日30分ほど軽く回してたので、ライディングの感覚だけは維持できてるかなと。買っておいてよかった。

そんなわけで今週末は外で走らずに、3本ローラーで静養しようかと思います。「疾風スプリンター」でも観に行こうかな。

1/7 丹沢湖まで5時間走

前日に風邪の為に発熱、喉も痛い。大した熱ではないのだけど、妙にしんどくて一日中横になっていた。僕は健康だけが取柄の人間で、風邪で寝込むなんてこと10年以上経験していない。最後にいつそうなったのかも覚えていないくらい。新年早々嫌な感じだ。

午後には熱は下がり、たっぷり寝て今朝も問題なかったので、少しだけ走ってみることにする。

そんな体調なのでひたすら低強度を守る。心拍を140以上にならないように慎重に走る。快晴だが気温はとても低い。丹沢周辺は風も強くて体感気温が急激に下がる。そのせいか脚の回りが鈍くなり、強い疲労感を感じる。「やっぱ走るべきじゃなかったかな...」などと後悔しながら復路へ。

標高が下がり気温が上がると、少し持ち直す。最後の方はそこそこケイデンスを上げられた。

低強度走行の時はフォームやペダリングに集中する。手放し走行を交えてみたり、いろいろやる。

体調は悪化。熱は下がったが喉が痛い。乾燥した空気を大量に吸い込んだせいだろうか。やはり走るべきではなかった。ローラーでもやってりゃよかったな