モチベーション 2

例えば歯磨き、掃除、洗濯といった日々の雑事。これらをこなすのにいちいちモチベーションとか意識しない。中には「ヒャッハー!今日もバリバリ歯磨き頑張るっぺ!歯磨き最高!」みたいな人もいるかも知れないけど、ほとんどの人にとっては毎日の習慣としてこなしている作業だろう。

トレーニングもこんな感じでいいのではと思う。淡々と機械的にメニューをこなす感じ。”モチベ強度”はL1〜L2ぐらい。メニューの達成度に一喜一憂せずただただ続ける。偉い人は「もっと集中しろ」「筋肉の動きを意識しろ」「フォームを意識しろ」とか言うのだろうし、そりゃごもっともだけど、毎日毎日そんなに気合を入れてられないよねぇ。

何が言いたいかというと何かを継続するのに「モチベーション」とか特にいらないんじゃないの、ってこと。バスさんが「練習量は増やすものではなく増えるもの」とおっしゃっていたけど、モチベーションも同じで、上げるものではなく上がるものだと思う。無理に上げるのとか精神衛生に悪そうだ。


「モチベーションが上がらない」

最近よく聞く。僕にはいまいちピンとこない言葉だ。「乗りたくないなら乗らなければいいじゃん」とか思っちゃう。気兼ねなく「乗らない」という選択が出来るのは、ホビーライダーの特権でしょうに。僕がそんな気分になったら躊躇なくやめる。写真やオートバイもスパっとやめた。オートバイはわからないけど、カメラなんて永遠に触ることもないだろう。何かをやめるということは、気分のいいもんですよ。新しいことを始めるチャンスでもあるのだし。その点、プロとか有名人、アマチュアでもいろいろ背負ってる人は大変だ。簡単に「やめます」とは言えないのだから。

そもそも遊びや趣味事に「モチベーション」を持ち出すのもおかしな話だ。もはやそれは遊びでも趣味でもなくなっている気がする。


11/12 150km LSD

中井~松田~小山町~山中湖~道志みち~宮が瀬、約150kmほどをLSDペースで走った。200km走る予定だったのだけど、寒さに心が折れて断念。小山町から山中湖はずっと0度くらいで、ウェアも厳冬用ではなかったので体が冷え切ってしまった。そんな冷えた状態でさらに道志みちの長い下りを走り続けたので、まあキツい。それでも8時間走ったのでLSD的には十分。

本格的に寒くなるまでは、土曜は100milesヤビツ練、日曜は150km以上8時間ほどのLSD、といった感じでやろうかと思ってる。高強度な土曜と低強度の日曜。

LSD不要論」とか「ロングライドは無駄」みたいなことを言う人は多いけど、僕程度のキャリアだとまだまだ長距離を乗り込むことは大事だと考える。長距離走れるからと言ってレースに強くなるとは限らないけど、レースで強い人は長距離を走れる。コンスタントに長距離を走れるのはサイクリストとしての能力を表すひとつの指標だと思う。長距離を乗れるということは、体力、ポジション、セッティング、フォームがある程度できているということだし、長距離乗れないということは、それらの何かが欠けているということではないのかな。

昨冬はクソ寒い中、毎週ひとりでコツコツと宮ヶ瀬を周回し続けた。今シーズン概ね好調を維持することができたのはそのおかげだと思ってる。今冬もやるよ。