5/27,28 適当にサイクリング

打って変わって27日28日は晴天。最近峠TTばかりやってたんで、気分転換に適当なサイクリングをやってきた。疲労を溜めたくないので意味のないロングはやらないつもりだったけど、富士ヒルまで2週間あるし、気分を変えるのも大事でしょ。

▪️27日 ヤビツ(鼻呼吸縛り)
昼からゆっくりと登る。なぜか人が少なくて閑散としている。この時間帯は空いてるのかな。夏を思わせる強い日差しと、高所の冷んやりとした空気の組み合わせが大変心地良い。いろいろとうるさいので最近は避けてるヤビツだけど、こうやってのんびり登るとヤビツも悪くないなと思う。ただゆっくり走るのもアレなので鼻呼吸縛りで。特に意味はない。

▪️28日 富士ヒル試走 220km 3,500up
車坂峠以来、車を運転したくないので(いまだに右ふくらはぎに違和感がある)、自走でスバルラインへ。200kmぐらいだと思ってたけど220kmありました。富士チャレ以外では初200km越え。

朝4時に出発。足柄峠を経由せず、かつR246を最低限しか使わないルートを選択。気持ちのいい快走路であっという間に須走に到着。どうしもR246を使わざるを得ない箇所があるのだけど、そこはR246にしては比較的走りやすいところなので問題なし。

須走でコンビニ休憩してから籠坂峠経由でスバルラインへ。山中湖でマラソンがあったので周辺はランナーで混雑してましたな。ちんたら走って小刻みにトイレ休憩しながら(寒かったのでトレイが近かった)、9時にスバルラインに到着、ヒルクラ開始。

それにしてもつまらないコースですなあ。レースでもない限り絶対走らないですね。うんざりしながら100分もかけてゴール。そして極寒ダウンヒル。ウェアの選択を間違いました。

復路はほぼ下りなので楽。16時前に帰宅できました。極力ペースを落として走ったので疲労はあまり感じなかったのだけど、ケツ死にました。内出血を起こしていて皮膚もズルムケ。今も痛いです。あと膝を痛めてしまった。心配だったけど昨日の足柄峠TTでは問題なかったので大丈夫でしょう。

いろいろ学びも多いし200kmライドは定期的にやりたいですね。僕レベルのキャリアだと、まだまだ距離をこなす練習は必要だ。

第1回あざみラインヒルクライム 3 「まぼろしの滝」

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このレースはTOJの前座レース、つまり「どうせあざみラインを封鎖すんなら、ついでに一般人向けのレースもやっちまえよ」という位置付けなので、プロのレースが終わるまで下山はできない。数時間ほど五合目で待つことになる。

このことは事前にアナウンスされていたので、着替えを預け荷物に入れておいた。さっさと着替えて、山小屋でストーブにあたりながらタカヒロさんやノリスケさん(土砂降りの中、わざわざ五合目まで登って応援に来てくれた。何を考えているんだろうありがとうございました!)、現地で知り合った人と談笑しながらまったり過ごす。一人じゃなくてよかった。

雨が止んだので「まぼろしの滝」というのを、ノリスケさんと見に行くことにする。

まぼろしの滝|富士のあるまち・金太郎生誕の地、静岡県小山町

富士山の雪解け水は地中にしみ込み、長い時間(100年単位)をかけてろ過されます。富士山全体が巨大なスポンジとなり、しっかりと水を包み込んでいるので、富士山には川や滝はありません。けれど5月中旬から6月中旬のわずかな期間、須走口五合目から御殿場口方面へ20分程の所に滝が出現する場所があり、「まぼろしの滝」と呼ばれています。雪解けが始まったばかりの富士山には、この滝を一目見たいというハイカーが訪れ、手作りで整備されたハイキングコースは初夏のにぎわいを見せています。 

徒歩20分というと近そうだけど、登山道なので軽いハイキングのようなものだ。脚の筋肉がほぐれていい運動になる。登山道にはロープが張られており、それに沿って歩けば迷うことはない。20分後(ほんとにきっかり徒歩20分だった)、そしてそれらしき滝に到着。

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まあ普通の滝ですな。ドバドバと水が流れていて、あまり「まぼろし」感がない。霧のせいでサイトの写真とは随分と違って見える。

山小屋に戻ってひたすら待つ。正午、TOJ富士山ステージが始まり、間も無く「そろそろ選手がゴールしますよ!」と声がかかる。プロのレースには全く疎いので選手の名前とかよくわからないけど、せっかくの機会なのでゴールシーンを見に行くことにする。

オスカル・プジョル選手が38分でゴール。後から続々と選手がやってくる。ステージレースなのでスプリンター系の選手は流しながら走ってるのだけど、それでも50分で登ってくるのはさすがだ。

一般選手の下山が始まる。雨がまた降り出して集団下山のペースが遅くて、中々先に進まない。我々は山小屋で待機して最後尾で降りることにする。

雨のあざみラインを、普通のジャージとスニーカー、大きなリュックを背負って下るのは、中々スリリングであった。ブレーキシューとリムが一気にすり減ってしまった。恐るべし。

タカヒロさんは年代別3位だったのだけど、下山が遅かったせいで既に表彰式は終わってしまっていた。

第1回あざみラインヒルクライム 2

予報通り当日は土砂降り。ゾンコランの時も雨だったし、どうもあざみラインのレースは天候に恵まれない。7時過ぎに指定の駐車場に到着。土のグラウンドなので地面はぐちゃぐちゃ。気温も低め。さっさと受付を済ませて、ゼッケンを付けて、体じゅうにイナーメレインジェルを塗ったくって車の中で待機。

8時40分にアップを開始して、そのままスタート地点へ。以前に購入したパールイズミのレインウェアを初めて着用したが、これがなかなか良い。パタつかないし背中の水撥ねも防いでくれる。ヒルクライムなのでレース中は脱ぐけど、雨のエンデューロでは役に立ちそう。

9時10分、濃霧の中、男子E(40〜45歳)がスタート。計測チップ付け忘れに気づいた直後なので、テンションがだだ下がりの中でのスタートとなってしまったが、ここまで来たらもうやるしかない。今にして思えばスタッフに事情を話して、計測チップを取りに戻り最後尾でスタートすることも可能だったんじゃないかと思う。

4〜5人が飛び出すが、車坂峠の反省から彼らには付いていかない。しばらくは黄ジャージの人と一緒だったが、やがて彼は霧の中へ消えていった。ここからは一人旅。霧が濃くて何も見えないし、心拍計が不調でまともな数字が出てこない。テンションが上がらないまま距離を消化する。

直登区間を過ぎてづづら折れ区間に入る。誰かの後に付いてペースを上げたいところだが、人がまばらで脚が合う人がいない。心拍計の不調も変わらずで、コンディションがいいのか悪いのかがわからない。すっきりしない気分のまま旧馬返しへ突入。

するとどうだ、先にスタートしていた選手たちが続々と落ちてきているではないか。閑散としていた道が急に賑やかになる。色とりどりのジャージが入り混じってお祭りみたいだ。

荒い息遣いが後ろから迫ってくる。2分後にスタートしたF組(45〜50歳)の選手だ。一瞬抜かれたがすぐに抜き返す。ここは譲らない。これだよ、これ!これをやりたかったんだなあ。ようやくレースらしくなってきた。激坂での時速7.5kmの超低速バトルに否が応にも気分は盛り上がる。

一進一退が続いたまま狩休を通過。難所が終わり、ここからはアップダウンが多くなる。平坦になるとガツンと踏んで引き離そうとすが、千切れかけるもしばらくすると追いついてくる。息遣いからすると限界が近いはずだが、しつこつ付いてくる。しかし何度かこれを繰り返しているうちに、やがて彼は消えていった。

ラスト500m、黄ジャージの選手が見えるではないか。ガン踏みしてオーバーテイク、そしてゴール。いろいろあったが最後はシメた。

リザルトは当然DNSだけど、黄ジャージの人が5位だったので「幻の入賞」ということで自分を納得させる。

  

(パールイズミ)PEARL IZUMI 2355 レーシングレインジャケット 2355 5 ホワイト L

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