11/25 ヤビツ


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ゲートが開く瞬間。ハンドルをクルクル回してゲートを上げる

 

土曜の天気が悪そうだし、これといって急ぎの仕事もないので土曜出社することにして有休をとった。

少し体力が戻ってきて就寝時の心拍も落ち着いてきたので、久しぶりに峠でも行こうとヤビツへ。

一日の気温差がありウェアの選択に困る時期だが、長く走るつもりもないし、早朝の平塚極寒地帯を通過することを考慮してそこそこ厚めのウェアで出撃。

名古木に到着すると交差点の電光掲示板に「蓑毛大雨通行止め」の表示が出ている。そんなわけがない。昨日の神奈川県の天気予報は完全快晴予報だったし雨なんか降るわけがない。天下のお天気AIが外すわけがない。確かに路面は濡れていたが夜露か何かだろう。気にせずそのまま走り続ける。

蓑毛まで登るとほんとにゲートは閉じていた。マジかよ。こんなに穏やかで良い天気なのに.....。多分業者が解除するのを忘れてるのだろう。間もなくゲートは開くはず、そう目論んで久しぶりに蓑毛リピートでもやるかなと。

3本目を終了。まだゲートは開かない。もう8時を過ぎている。そろそろ開いても良さそうだが。

4本目終わり。まだ開かない。重機を乗せたトラックや架線を修理するクレーンが何台か登って行ったので何かあったのかも知れない。

5本目終わり。なんか未来永劫、永遠に開かない気がしてきた。今更場所を変えるのも面倒なので、ここは腹を決めて蓑毛をリピートし続けるしかない。日当たりの良い蓑毛を走るにはいささか厚着が過ぎる。暑い。

6本目終わり。ヤビツを2.5本分くらいのキロジュールを稼いだので、あと1本くらいにしときますかね。何かヤバい事象でも起きたのかも知れない。

気付いたことがある。蓑毛を下ってる時、登ってくる何人ものサイクリストとすれ違うが、逆に僕が登る時に下ってくるサイクリストは少ない。つまり少なくはない数のサイクリストがゲートをスルーしていると思われる。実際に抜けていく人を2回目撃した。僕が停止してる横を通って、特に逡巡する様子もなく、水たまりを避けるみたいな自然な動作でゲートを通り抜けていった。

まあゲートといっても片車線だけなので、通過するのは全く難しくない。普通に抜けてはいける。ほんとに走行に支障があれば厳重に封鎖するだろうし、事実上「黙認」という形で容認されているのかも知れない。

僕も別に行儀がいい方ではないし、民度的には突破する人たちに近い側の人間=意味がなかったり形骸化した法律や決まり事の類は、場合によっては無視しても良いと考えるタイプの人間=なので、この事でとやかく言うつもりは全くない。まあでも突破して事故ったら格好悪いし、峠まで行けなきゃ蓑毛を走ればいいじゃないと考えているので、僕自身はゲートを越えるつもりは今後もないけれど。

 

7本目。もう十分走ったし撤収...のつもりであったが、ゲート付近がなんかザワザワしている。待っていたドライバーがエンジンをかける。おお、ついに開くのか!

じきに二人組の作業員がハンドルをクルクル回してゲートを上げ始めた。作業員が同僚に「10時15分、解除ね」とつぶやく。そして同僚はそれをメモする。ちゃんと記録をとっているのだな。

しかしここで解除かよ。もういい時間だし疲れてるしどうすっかなあと思ったが、解除後一番乗りできる機会もあまりないので行くことにした。

路面は相当悪い。ネチョネチョになった濡れた針葉樹林の落葉と流れ出した土砂でオフロードみたいな箇所もある。こりゃ自転車汚れるなあ。車が走れば掃けてくるのだろうが。

峠に到着。サイクリストと車で賑わっていた。「通行止め」とは....