伊豆イチのすすめ


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みんな大好き伊豆半島一周、いわゆる「伊豆イチ」。特にコースは決まっていないようだけど、一般的なのは小田原、もしくは熱海から時計回りで戻ってくるルート。ここでは小田原から時計回りの約260km、獲得高度4000mのコースを紹介したい。

■小田原
コインパーキングが点在しているので、駐車場所には困らないだろう。小田原港周辺なら終日800円くらいで停められる。無料で済ませたいなら一夜城塚の公営PAもおすすめ。ただし激坂の上にあるので要注意。以前は早川の河川敷に野良駐車場があったのだが、昨年の台風で流されて完全消滅してしまった。

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今は亡き早川河川敷駐車場


■小田原~伊東
交通量は多め。早朝だと真っ暗になるところもあるので要注意。4時とか5時に出た場合、熱海あたりで朝陽を拝める。

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■伊東~石廊崎
伊豆高原のダラダラとした登りが続く他は、ゆるいアップダウンの連続。グループライドで回しながらだと高速巡航も可能。もし体調が優れない時、続行か中止かの判断は下田までにしておきたい。鉄道が通っているの下田までだし、ここを過ぎてしまうと戻るのは中々骨が折れるだろう。

順調にいけば4時間くらいで折り返し地点の石廊崎に到着する。早朝に出れば、どんなにのんびり走っても正午前には到着するはず。

初めての伊豆イチであれば、ほとんどの人が「え、もう半分近くまで来たの、伊豆イチちょろいやんw」と思うはず。僕もそうだった。しかし伊豆イチの本番はこれから。

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石廊崎~松崎
個人的には伊豆イチ最難関がここだと思ってる。登り成分多めのアップダウンが40kmほど続く。結構登るし、結構下る。そしてまた登り、これに加えて強烈な右フックみたいな西風が、容赦なくサイクリストに打ち振るわれる。風がなかったらたまたまラッキーな日だということ。オートバイ時代から含めて伊豆には何度も通ってるが、ほとんど強風が吹いている。左手には絶景が広がるが、大体ここを走る時は疲れてるのであんまり景色を楽しめたことがない。あとこの区間はコンビニが無いので、それまでにしっかり補給はしておきたい。

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石廊崎からの眺め


■松崎~土肥
松崎で一息。市街地なので信号も交通量も多い。後半戦に向けて、いい脚休めになるだろう。ここも強風区間なので注意。

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■土肥~大瀬崎
ここは第2の難所。疲労が溜まってる上、アップダウンの連続で、南伊豆ほどではないが相当キツい。戸田~大瀬崎は路面が悪いので気をつけたい。

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■大瀬崎~長岡
登りは終わって海岸沿いの快適な平坦路。とても気持ちがいい道だが、所々、道幅が狭いところがあり、交通量もそれなり。あとちょっとなので気をつけよう。

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■長岡~国道1号線
長い伊豆イチもそろそろクライマックス。超絶渋滞地帯で第3の難所といってもいい。画像は最短距離をとってるけど、かなり酷い道なので再考の余地あり。いい道があれば教えて下さい。

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国道1号線~箱根峠
伊豆イチのラストは箱根ヒルクライム、14km 5.2%。淡々と瞑想的にこなすしかない。断面図を見るとエグく感じるが、激坂もないし追い風が背中を押してくれるので、思ったほどキツくはない。

旧東海道下り~小田原
箱根峠から旧東海道へ向かう嫌らしい登りを終えるとようやく下り。明るいうちに辿りつけば特に問題はないが、日が暮れてしまうと中々厄介。真っ暗になる上、つづら折れなので、前方しか照らせないライトは役に立たない。初めての伊豆イチの時はこの状況に置かれて難儀した。幸い交通量が多く、車のヘッドライトに助けられて何とか下れたが、それがないと歩くしかなかっただろう。遅くなることがわかっている時は、強力なライトかヘルメットライドなどを準備しておいたほうがいいかも。

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■その他
・コンビニは多いので補給には困らない。コンビニの無い石廊崎~松崎、土肥~長岡も自動販売機や個人商店みたいなものは点在しているので、飢死にすることはないだろう。荷物は少ないほうがいいので、補給食はほどほどでいいのではないか。

・コロナ対策。だらしない首都圏の人間とは違って、伊豆のコンビニは厳格にマスク着用求められことが多い。その辺はしっかりお願いします。