答え合わせ


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最初で最期のレースが終わったので、今シーズンの振り返りを。

初めてのレース参加から5年目、トレーニングを始めて4年目となる今シーズン、過去最も伸びを感じたシーズンとなった。

僕が指標にしてるCP20(20分のクリティカルパワー)は270wから277w、CP30は263wから269wになった。数値的には大したことないように見えるけど、昨年のCPはたまたま調子のいい時に事故的に出たような数値で、再現性はほとんどないもの。CP30の目安となるヤビツ峠では260w以上が出たのなんてほんの数回で、240~250wも出ればまあ調子がいいなあという感じ。

今年のヤビツでは特に調子がいい時でなくても260w程度で走れることが多かった。要するに昨年だと突発的にしか出なかったパワーが、今年は常用パワーになったといえる。実質的には10~15wくらいのパワーアップ感。

昨シーズンからアンチ減量の姿勢で臨んでいるので体重が1~2kg増えたせいもあるだろうが、タイムもベストタイム近辺で走れているので問題はない。湘南平のような短い登りでは、むしろ速くなっている。増量は正義。「体重が増えて登れなくなった」なんか言い訳ですな。

要因は言うまでもなくコロナ禍で練習量が増えたこと。週に一度の在宅勤務で時間ができて、平日に強度の高い練習ができるようになった。レースがなくなったせいで、疲労抜きとして練習量を減らすこともなく、高いCTLをキープできたのもポジティブに働いただろう。何だかんだで「量」は大事だなと。

で、今シーズン取り組んだ事とその振り返り。答え合わせ。

■1~10分走のリピート
速く強く走るには、速く強く走るしかないだろうという、単純な理由で始めたメニュー。具体的には湘南平湘南国際村、菜の花台~ヤビツ峠間を目標CPである270~280wでリピート。この領域のスピード感、強度感を脳に順応させるのが目的。

→正解。短くてもいいから目標のワットでしっかり走るのが大事だと思った次第。しんどいからといって強度を下げると、その強度に順応してしまうから、調子が悪い時は素直に撤収するのが良さそう。

■冬場の短時間高強度
ベース練としての短時間高強度。一般的には冬はLSDとか言われるが、僕みたいな遅筋野郎にはシーズン関係なく、速筋に刺激を入れたほうが良いのではないかと思い実行してみた
 

→わからない。少なくともネガにはなっていないので今冬もやってみようかと。

■長い峠(30分以上)のTTを減らす
長いヒルクライムは「ペース配分」というスキルの練習で、強くなる練習ではないという考えからほとんどやらず。箱根ヒルクライムの前に明神三国峠で1回やったのみ。

→間違い。やらなさ過ぎた。月に1回くらいはやった方がいい。短い坂ばっかりだと、序盤から力を出しすぎることに脳が順応してしまって、オーバーペースをオーバーペースとして認識ができなるなるみたい。直近のヤビツ練では後半に電池が切れたみたいにプツンとタレることが多かった。箱根ヒルクラでも後半は完全にキレた。やっぱり長い峠をビルドアップ的に走る練習は必要。

■シーズンを通しての減量はしない
昨年から始めて今年も継続。目標レースの数週間まえに節制してキュっと絞るくらい十分。これは軽量化の為ではなく、コンディションアップの為の減量。

→正解。痩せ型の体質ならなおさら。年齢的にも筋肉が減りやすいので、減量はデメリットの方が大きい。ちゃんとトレーニングすればヒルクライムにも影響しないというのが結論。仮に遅くなってしまったら、それはそれでいいのでは。自転車遊びはヒルクライムだけではないだろう。