RAW ROAD

40歳からのロードバイク記録

「楽しい」という呪縛


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先日こんなツイートをした。
 
いつものようの思いつきでボソっとつぶやいたら、思いのほか反響があってびっくり。「ロードバイクが楽しくない」と思ってる人がこんなにいるのかと。もちろん「いいね」をつけた人が全員同意見というわけではないにしろ、こんなことを考えてるのは自分ぐらいだろうと思ってただけに、これは驚きであった。

もちろん「楽しいと思ったことない」なんてのはさすがに言い過ぎで、そんなものの為に月に80時間とか費やすことできないし、朝3時に起きたりはしない。仲間と走ると楽しいと感じるし、良い景色にはテンションが上がる。その辺は人並みだ。

競技志向的な考えのカウンターで「速くなくてもいい、楽しければいいじゃないか」というのはよく耳にする。しかしそこは「いや、別に楽しくなくてもええやん」と思うわけ。なんでそんなに「楽しい」と思わなければならないのか。

世の中は「楽しさ」に満ち満ちている。ブログやSNSは「いかに自分は人生を楽しんでるか」をアピールしているものばかり。楽しめない奴はダメな奴、負け組。この社会では人生を楽しんでいない人間は人間ではないのだ。そんな世の中だから「自転車が楽しくありません、どうしたらいいですか」みたいな悩みを持つ人が多くなるのは必然。「周りの人は皆、自転車を楽しんでいるのに、私だけが楽しめていない...」と不安になるのもしょうがない。先日もこんな記事が話題になっていた。

「速くなければならない」も「楽しまなければならない」も同じようなもの。そういう脅迫観念じみた考えから離れてみてはどうだろう。惰性で乗るのも良し、目標や目的が無いのも良し、渋滞や不愉快なドライバーに舌打ちしてイライラしながら乗るも良し、別になんだっていいだろう。自転車なんて跨って漕ぐだけなんだから、楽しくある必要なんてまるでない。もちろん辞めるという選択もある。自転車に乗るということは、それだけで事故で死ぬ確率が少し増えることを意味するので、そんなもんに乗らないで済むなら、そのほうがいい。

と、いうようなことを言いたかった。文字制限のあるツイッターでは少々誇張しないと伝わらないので、ああいうつぶやきとなった。

自転車が楽しいと思えないのは、あなただけではないので全く心配するはない。大体「自転車最高、楽しすぎー!」とかテンション高い奴も本心はどうかわからない。イキって楽しいフリをしてるだけかもしれない。実際、身の回りでも自転車辞める人が続出してるので、楽しんでる風に見えながらも実は結構無理していたのかも知れない。