映画感想「アシュラ」汚職刑事vs極悪市長vs外道検事、全員悪人


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いわゆる韓国ノワール映画。「殺人の追憶」「チェイサー」「哀しき獣」「新しき世界」「悪いやつら」「オールドボーイ」などなど、このジャンルは名作揃い。そしてまた新しい傑作が出てきましたなあ。見てる間じゅう「ああ、なんて面白い映画なんだろう...」と多幸感に包まれておりました。

主人公(チョ・ウソン)は、完全に人生詰んだ状態で、にっちもさっちもいかない状況の汚職刑事。下には威張り散らし、上には逆らえないような救いようのない完全な負け犬だ。彼をいいようにコキ使う極悪市長パク・ソンベ(ファン・ジョンミン)と、市長を逮捕したい外道検事(クァク・ドウォン)の2大巨悪の板挟みで悶え苦しむ主人公。とことん追い詰められた主人公はついにブチ切れて凄惨な超暴力のラストを迎える。

3人の名優による演技バトルにも痺れますなあ。特に最後のファン・ジョンミンとクァク・ドウォンの2大悪の対面シーンは最高です。