12/19 リンケージサイクリング 「ヒルクライム入門」


スポンサードリンク

そろそろ峠の季節も終わりなので、ちょっといつもと違うことをしてみようと、リンケージサイクリングの「ヒルクライム入門」というのに参加してきた。

10時に江ノ島の近くにあるクラブハウスに集合だと思っていたのだが、前日、念のために確認してみると8時集合の間違いだった。ってことは7時くらいに家を出なければならない。ひぃー、僕がこの世で最も苦手なのは冬の早起きだ。これが嫌で新卒で入った会社を辞めてしまった(辞めてなかったら今頃年収300万なんてことはなかっただろう。でなければ早起きによるストレスで鬱病になって自殺してるか)。そんなクソ寒い中を自転車で江ノ島まで行くという。

気が重くなって、一瞬やめようかなと思ったけど既にお金は払ってるし、行かなきゃ後悔するのは間違いない。なのでフェイスマスクを装着して、ソックスにカイロを貼って、シューズにはもちろんシューズカバー、防風ジャケットの上にさらにウィンドブレーカーを羽織り、防寒フル装備で出発。

40分程で到着。続々と参加者が集まる。ある参加者が「シューズカバーを持って行こうか置いていこうか迷った」みたいな会話をしてて驚いた。この時期にシューズカバーをしないという選択がありえるのか。僕なんてカイロまで忍ばせているというのに。

15分ほどブリーフィングをやっていよいよ出発。クラブハウスを出て細い路地裏をしばらく走る。いつR134に出るのかなと思っていたら、次は湘南海岸のサイクリングロードへ。サイクリングロードと言っても道は砂だらけだし、歩行者、ランナーも多くてロードバイクを走らせるに適した道とは言えない。

サイクリングロード終点の相模川に到着して、ここでバランスの練習。自転車の上での体の動かし方を学ぶ。詳細を知りたい人は参加して頂くしかないが、とても興味深くて面白かった。

いよいよ今日のメインであるヒルクライム講習の会場、大磯へ移動する。狭い道路をチマチマと走る。いつR134に出るんだろうと思っているうちに大磯港まで来てしまった。ここから太平洋自転車道を走る。結局R134を使わずに講習場所まで来てしまった。

僕のホームグラウンドでもある大磯みかん山で講習は行われた。レクチャーの後、それぞれのフォームを見てコメントをくれる。とても面白かったし参考になった。詳細を知りたい人は参加して下さいね。

帰りも同じようにチマチマとした路地裏と混雑したサイクリングロードを走る。R134を走り慣れた僕からすると、率直に言ってこのルートはかなりキツい。発狂しそうになる。何回クリート脱着をしただろう。普段の3倍くらいやったのではないか。足首が痛くなってくる。頻繁に停車するので減速Gを受け止める僧帽筋が凝ってくる。

スタッフの方もいろいろ熟考された上でこのルートを設定してるはずなので、ケチをつけるつもりは全くないのだけど、キツいもんはキツい。

そんな感じでヒルクライム入門は終了。いろいろあったが参加して良かったと思う。興味があれば参加してみればいいんじゃないのかな。僕としてはフラットペダル&スニーカーでの参加をお勧めしたい。あくまで走り方やフォームの講習なのでビンディングペダルの必要はない。

最後の印象に残ったことを。

補給休憩中の雑談でヤビツの話題になった。そしてリンケージサイクリング主催者の田代さんが一言、「ヤビツに登ったってベストが更新するわけじゃないからなあ」

そうだよな〜、現役を引退した選手は二度とベストタイムが出ることはない。僕は初心者なのでしばらくは更新できるだろう。しかし僕も41歳、近い将来、必ず「二度とベスト更新が出来ない」ポイントが来る。その時が来たらどうすんだろう。やる気が失せてやめてしまうか、老化を受け入れつつ続けていくのか。その時になってみないとわからない。