第1回あざみラインヒルクライム 2


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予報通り当日は土砂降り。ゾンコランの時も雨だったし、どうもあざみラインのレースは天候に恵まれない。7時過ぎに指定の駐車場に到着。土のグラウンドなので地面はぐちゃぐちゃ。気温も低め。さっさと受付を済ませて、ゼッケンを付けて、体じゅうにイナーメレインジェルを塗ったくって車の中で待機。

8時40分にアップを開始して、そのままスタート地点へ。以前に購入したパールイズミのレインウェアを初めて着用したが、これがなかなか良い。パタつかないし背中の水撥ねも防いでくれる。ヒルクライムなのでレース中は脱ぐけど、雨のエンデューロでは役に立ちそう。

9時10分、濃霧の中、男子E(40〜45歳)がスタート。計測チップ付け忘れに気づいた直後なので、テンションがだだ下がりの中でのスタートとなってしまったが、ここまで来たらもうやるしかない。今にして思えばスタッフに事情を話して、計測チップを取りに戻り最後尾でスタートすることも可能だったんじゃないかと思う。

4〜5人が飛び出すが、車坂峠の反省から彼らには付いていかない。しばらくは黄ジャージの人と一緒だったが、やがて彼は霧の中へ消えていった。ここからは一人旅。霧が濃くて何も見えないし、心拍計が不調でまともな数字が出てこない。テンションが上がらないまま距離を消化する。

直登区間を過ぎてづづら折れ区間に入る。誰かの後に付いてペースを上げたいところだが、人がまばらで脚が合う人がいない。心拍計の不調も変わらずで、コンディションがいいのか悪いのかがわからない。すっきりしない気分のまま旧馬返しへ突入。

するとどうだ、先にスタートしていた選手たちが続々と落ちてきているではないか。閑散としていた道が急に賑やかになる。色とりどりのジャージが入り混じってお祭りみたいだ。

荒い息遣いが後ろから迫ってくる。2分後にスタートしたF組(45〜50歳)の選手だ。一瞬抜かれたがすぐに抜き返す。ここは譲らない。これだよ、これ!これをやりたかったんだなあ。ようやくレースらしくなってきた。激坂での時速7.5kmの超低速バトルに否が応にも気分は盛り上がる。

一進一退が続いたまま狩休を通過。難所が終わり、ここからはアップダウンが多くなる。平坦になるとガツンと踏んで引き離そうとすが、千切れかけるもしばらくすると追いついてくる。息遣いからすると限界が近いはずだが、しつこつ付いてくる。しかし何度かこれを繰り返しているうちに、やがて彼は消えていった。

ラスト500m、黄ジャージの選手が見えるではないか。ガン踏みしてオーバーテイク、そしてゴール。いろいろあったが最後はシメた。

リザルトは当然DNSだけど、黄ジャージの人が5位だったので「幻の入賞」ということで自分を納得させる。

  

(パールイズミ)PEARL IZUMI 2355 レーシングレインジャケット 2355 5 ホワイト L

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