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疾風スプリンター

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風邪を完治させる為に、この週末は実走しないと決めていたので、時間ができた分、新宿くんだりまで行って「疾風スプリンター」を見てきました。

予告編を見る限りでは、色物映画の雰囲気が濃厚に漂っていて、全く期待してなかったんですが、いやいやどうしてどうして。ケレン味のないド直球のスポ根物でとても面白かったです。ライバル達との熱い戦いと友情、そして根性。完全に少年ジャンプの世界です。いいですねぇ。こういうのは好きです。ドーピングとか不正行為など、ロードレースの暗部を見せるシーンもあるのですが、そこにはあまりフォーカスせずにサラっと流す程度。問題を提起する系の作品でないので、これはこれでいいのではないでしょうか。


レースシーンも迫力満点で素晴らしい。色物映画みたいなんて言ってすまんかった。まあ詳しい人からすればいろいろ突っ込みどころはあるんでしょうが、僕レベルのサイクリストだと全く気にならないです。もうあがりまくりです。

台湾の自然環境の美しさも堪能できるのもいい。若い頃はエドワード・ヤンとかホウ・シャウシェンといった台湾人映画監督の作品をよく見ていましたし、今も仕事の関係で台湾のテレビドラマを見る機会があるのですが、都会が舞台の作品が多く、あまり海や山が出てこないんです。この映画を見ると、改めて台湾って南国なんだなあと思いました。

そんな素晴らしい作品ですが苦言を一つ。

恋愛シーン、いらねぇっす。

女子選手が出てきて3角関係っぽくなるのだが、ストーリーにはほとんど関係ない上に、テンポ良く流れてたいた話が寸断されてしまう。これはダメだ。気持ちよくない。全体的には歯切れの良いストーリー展開なだけに残念。

この女子選手役の女優さんも微妙でねぇ…。可愛らしい人なんですが、運動選手っぽさが皆無なんです。普通の女の子がサイクリングしてるようにしか見えない。男性陣は皆、体をきちっと作ってアスリート然とした佇まいを体現してるだけに、この女優さんの素人っぽさは余計に目立つ。120分の映画ですが、この人が出てくるシーンを全部カットして90分くらいにしたやつを見たいですね。

いろいろ書きましたが、自転車好きな人なら必ず楽しめると思います。機会があれば鑑賞してみればいいじゃん。