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9/4 第4回那須ヒルクライム 2

雨の音で目が覚める。予報では午前中は持ちそうだったのだが。しかし雨雲レーダーを見る限り点みたいな雨雲だし、本降りになることないだろう。

受付兼駐車場のMtジーンズに向かう。コースの中間地点にある広場で、ここから一旦スタート地点まで下ってレース開始となる。だから時間ギリギリまでクルマの中で休んでいられるので、こういう雨天時はとても助かる。

小雨が降る中、軽バンの後部ドアを屋根にして準備開始。非力極まりないクルマだが、こういう時はほんと便利。タイヤに空気を入れて、ハンドルとブレーキ周りを点検して、ケツとキンタマの裏にシャモアクリームを塗って、イナーメの防水アップオイルを塗って準備完了。塗るものが多くて面倒臭いな。そしてついにこいつを実戦初投入。 

 雨レース対策としてハルヒル前に購入したVelotoze。ずっと晴天に恵まれていて使う機会がなかったが、ようやく日の目を見た。ネットに書いてあったように、先に足首に通してからシューズを履いて装着。うーむ、シューズの中がモワっとする。冬場なら防寒にもなるだろうが、この時期だと蒸れるのは必至。

開会式終わると下山開始。全クラスが一斉に下る。ここにきて雨は止み、雲の間から薄く晴れ間が見えてきた。前走者が巻き上げる水しぶきかガンガン飛んでくる。アップはしていなかったので、少しでも心拍上げるために、平坦区間ではインナーローでクルクル回す。ここでいきなりパンクした人がいた。かわいそうに。

スタート地点(僕が車中泊したPAだった)に到着して間もなく、アスリートクラスから出走開始。、Aクラス、Bクラスに続いて僕がエントリーしている40歳台のCクラスがスタート。前の人が突然転んでびっくりした。

とにかく回しまくる。ガン踏み。後半に激坂があるわけではないので、ここで温存する必要はない。躊躇せずフルパワーで回す。トレインに乗るべくあたりを伺うが、みんなバラバラで走っている。ちまちまとその辺のライダーにツキイチしてみるものの、ペースが遅い。ダメだ、いいトレインがない。結局このまま平坦区間は終わってしまい、当初の目論見が外れる。

そうこうしているうちに、Dクラス(50代クラス)の速い人が上がってきた。ヒョロっっとしたクライマー体型のオジ様で、これがすごく良いペース。迷わずツキイチさせてもらう。クラスの先頭を走るだけあって相当なハイペースだが、付いていくしかない。僕に気づいているのかいないのかわからないが、特に後ろを気にすることなく、淡々とマイペースで距離を刻んでいく。

頑張ってついていくものの、やはりそこはDクラスのトップ。やがてじわりじわりと離されて、気がつけば千切られていた。

その後はしばらく一人旅。するとまたDクラスの人が上がってきたので、すかさずツキイチ。先ほどのオジ様とは打って変わって、今回はガチムチ系。全身に力が漲っていてとても50代には見えない。性格も戦闘的で、さかんに後ろをチェックして僕を千切りにかかってくる。

中間地点のMtジーンズを通過して一つ目の下りに突入。ジジッとガチムチ氏が電動変速を操作する音が聞こえる。僕もギアを上げて置いていかれないように加速に備える。そして一気に下る。数人を一瞬でオーバーテイク。完全ウェット路面なので皆さん慎重になっているようだ。ガチムチ氏のスムーズなコーナリングにつられて、僕も下り弱者とは思えぬリラックスぶりで問題なくクリア。

登り返しでガチムチ氏がすぐに後ろをチェック。まだまだ離されんよ。ここで何故かとっくの昔に僕を千切ったはずのオジ様がまた抜いてきた。どうやらさっきの下りで追い越してしまったようだ。

そして二つ目の下り。追い越し禁止の最も危険なコーナーがあるところだ。ここもガチムチ氏のラインをトレースして難なくクリア。スピードを緩めず登り返して、ここでも何人かを抜かさせてもらった。

ガチムチ氏がまた後ろを向いてチェックに入る。まだまだ離されんよ、と言いたいところだが、どうやら僕もここまでのよう。ゴールまではそこそこの勾配が続く出力勝負の区間。徐々に差が開く。ま、これが現時点の僕の実力だろう。そこでまたおじ様が追い越してた。またもや下りで抜いたみたいだ。

そのうちガチムチ氏もオジサマ氏も見えなくなる。ひとりで淡々と登る。途中バトルを仕掛けてきた選手がいたが振りきってやった。そしてゴール。

ゴールする頃には快晴になっていて随分暑い。エイドステーションで提供された菓子やお握りを食べながら待つ。こういうときボッチ参戦だと暇だな。

MCが「えー、下るのは最終走者がゴールしてからとなります。それまでしばらくお待ちください。えー、その最終走者ですが、ゴール手前500mまで来ているようです」なんてアナウンスしてる。そんなこと言うもんだから、ゴール前にどんどん人が集まってきますよ。

「さあ、最終走者が見えてきました!!」MCがでっかい声で煽る。

太った男性が回収車とパトカーをバックに登ってくる。ゴール付近に集まったギャラリーはやんややんやの大喝采。男性は「エ~??何この騒ぎ?」って感じの戸惑った表情だ。

最終走者(つまりビリ)であることは何ら恥ずべきものではないのはもちろんだけど、かといって褒め称えられるものでないので、普通にゴールさせたあげた方がよかったんじゃないのかな。

そんな感じでレースは終了。悪路ありの下りありの中々楽しいコースでしたな。ただ距離が短く競技時間もあっという間なので、少し物足りなさはある。来年も出るかと言えば微妙かな。近場でやっていれば絶対出るけど、神奈川から行くにはいささか遠い。でもこういう参加者が少なめのレースは混雑しないし、ゆったりできるのでいいものですよ。来年はこういう小規模なレースを中心に参加する予定です。

最後にインプレ。まずVelotoze。暑い、蒸れる、これは冬用ですわ。ラテックス製なので使用後はパウダーまぶして保管しましょうね。そしてイナーメの防水アップオイル。普通にいいです。ちゃんと水を弾いてくれる。ただこれもどちらかというと冬用かな。

 

 

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