しまなみ海道に行ってきた 2日目 9/7 今治〜尾道

さて復路。

僕の1日の最高走行距離は霞ヶ浦一周130km。それを超えることは確実なのでゆっくりと走る。やはり低すぎるサドルのせいで膝に違和感がある。回転を上げられないので高めのギアでゆっくり回す。そんな状態なので高回転で回すシッティングでの坂登りがしんどい。

かなり疲れてきてほとんどが25km以下の走行。逆風が疲労に拍車をかける。青い走行ラインには定期的に「尾道まで○○km」というペイントがされている。着実に減っていくこの数値を励みに距離を刻む。

生口橋を渡り終えて因島側を走り始めたところ、信号待ちしていると後ろから「尾道まで行くんですか?だったら風が強いし一緒に走りませんか」と声を掛けられた。お、助かった!と思いつつも、「ちょっと疲れてるんで25kmぐらいでもいいですか」と答える。「え、それ無理。一人で頑張って!」とか言われたらどうしようかと思ったが、もちろんそんなことはなく「いいですよ」と快諾してくれた。

とりあえず前にいた僕が先に引く。不思議なもんであれほど疲れてた体が人と走り始めた途端にピリッとしてパワーが出る。後ろに情報を伝えなきゃいけないので集中力も増す。

ほどほどのところで先頭交代。なんとなく薄汚れたアルミフレーム、年季の入ったサドルバッグ、背中に背負ったシマノのビニール袋。いかにも学生さんといった風情だ。しかしふくらはぎは鍛え込まれている。ちゃんとしたトレーニングをしている人特有の筋肉のつき方だ。絶対速いに決まってるが、疲れてる僕に配慮して30km前後で引いてくれる。

ショップでの走行会以来のドラフティング。この学生さんはペダリングが上手いので後ろに付きやすい。ピタっとギリギリまでつける。ひゃー超楽。こりゃええわ。一気に疲労が回復。そんな感じで小刻みに交代しながら走りどんどん距離を消化していく。途中で学生さんが「水を飲みたい」というので小休止、ちょっと雑談をする。

彼は茨城県在住の21歳の大学生。京都のクリテリウムに出場したついでに、尾道に来たのだそうだ。友人から譲ってもらったというピナレロのアルミバイクを駆る。「登り速いですねー」と僕の走りを褒めてくれた。褒めてくれたのはうれいしけど、これで彼に何かスイッチが入ったのか引きのスピードがアップした。何度か千切れかけたが、ヒーヒー言いながらなんとか付いていった。

尾道が近づいたあたりで「どこの渡船で来たんですか」と聞くと「渡船?いや、橋渡った来たんですよ」

地元では向島へは交通量が多くて危険な尾道大橋ではなく、渡船を使うように推奨しているが、彼に言わせると特に問題なく走れるらしい。確かに彼の言う通り、都会を走り慣れている我々からすれば別段どうってことなかったが、サイクリングに慣れていない人や、集団の場合はやはり渡船を使う方がいいだろう。わざわざリスクを冒すこともない。

尾道の商店街に来たところで彼とは別れた。感じの良い人だったのでもっと話したかったが、連絡先を聞くこともなく別れてしまった。