8/20 やいた八方ケ原ヒルクライム 2

(前回のエントリーは削除して「8/20 やいた八方ケ原ヒルクライム 1」に追記しました)

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(撮影:バスさん)
▪️1週間前〜前々日
チーム合宿があって、その疲れからかローラーでは力が出ず。テンポ走で淡々と流す。木曜は3分インターバルをギブアップしたので、金曜は負荷なしで30分流すのみ。食事は炭水化物を減らして、チーム合宿後の52.9kgから50.1kgまで減量。金曜以降は普通に食べる。カーボローディングとかそいういう大層なものではなく、あくまで普通に。

▪️前日
車坂峠の教訓から、今回はチームメイトのマツさんにも運転してもらう。加えてバスさんオススメのスキンズを急遽購入。これが大ヒット。浮腫みや凝りは全くなくて、ふくらはぎがプルンプルン。静脈もバッキバキ。良いモノを教えて頂きバスさんには感謝です。

現地に到着後、受付を済ませてから、車でコースを下見する。軽くサイクリングをして脚を回したかったのだけど、土砂降りの為に断念。ホテルはルートイン矢板。シェービングクリームが使い放題なのが、サイクリストにとってはありがたい。

▪️目標
特になし。43〜44分が前年の入賞タイムなので、50分を切るくらいでいければいいか。

▪️当日
4:30 起床
5:00 ロードバイクの準備
6:00 前日に買ってあった朝食(パン、牛乳、バナナ、計850kcal)を摂ってから出発
6:45 2回目の朝食(ブランパン130kcal)、大量のウンコを放出して大幅に軽量化
7:00 ウォームアップ。1時間かけて入念に行う。心拍を最大まで上げて質の高いアップができたと思う
8:00 ウォームアップ終了。会場で待機
8:30 アスリチューンを飲む
9:00 レーススタート

▪️レース展開
順位は全く気にしていなかったので適当に並ぶ。パレードランが始まるとチームメイトたちはいきなりガンガン上げて先頭へ。マジかよ、いきなりそんなに上げてどーする。みつさんや松さんはともかく、borikoさんまで... 僕はそれには付き合わずにのんびりと走る。

そしてリアルスタート。いきなり心拍が180を超えて焦る。平日練習を始めてから平常時心拍は緩やかに低下しいていて、最近は180を超えることも少ないのだけど、この日はギンギンに上がる。調子はいいのだろうけど、ちょっと落ち着きたい。深呼吸してリラックス、リラックス。

かなりペースは落としたが、心拍は下がらない。こうなるとどうしようもないので、そのまま走る。ツキイチとかドラフティングとか全く意識せずマイペースで走る。

半分を過ぎたあたりで、サイコンをチェックすると相当なハイペース。マジかよ。入賞ペースやん。疲労感は皆無で勝手に脚が回る。尋常ではない調子の良さだ。

2回の給水所では頭に水をかけてもらい、自分でもマメにボトルの水を首にかける。普段のレースではイキってボトルなしで臨むのだけど、このレースは結果とかどうでもよかったので、ボトルは満タンにしていた。

適度に体を冷却できたせいか、後半も勢いが衰えない。ここで同クラスの選手2名を発見。タイム的に先頭集団かもと思ったが、走りに勢いがない。多分違う。しばらく3人で走るが、僕はローテーションもツキイチも全くする気がないので、マイペースを貫く。

ラスト1kmを切ったあたり、同クラスの3〜4人の集団を発見。タイム的に限りなく先頭集団に近い。彼らを抜けば入賞はいけるだろう。牽制でもしてるのか、ペースが遅い。そのままマイペースで抜かさせてもらう。抜いてからアウターに入れてグイグイ踏みまくる。追走者の心を折る為のペースアップだ。これまでずっとハイペースで来たので、さすがにゴール直前に衰えて、例の謎の選手に抜かれはしたが、なんとかゴール。

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(撮影:borikoさん)

8/20 やいた八方ケ原ヒルクライム 1

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(撮影:バスさん)

なんと優勝してしまいました。これにはびっくり、全くの想定外でしたね。特に目標も設定せず完全に遊びレースとしての参戦だったので驚きとしか言いようがないです。そういう気楽さが逆に良かったのかも知れませんね。しかし遊びとは言え、レースはレース。チームメイトもたくさん出場しますし、みっともない走りはできません。きっちりと50.1kgまで絞り込んでパーフェクトなコンディションを仕上げて臨みましたよ。おかげで恐ろしいくらい調子が良かったです。

遊びレースということで今回は実験的にいろいろ新しい調整方法を試してみました。そこらあたりもちまちまと書いていこうかと思います。

一つ気になることがある。今回も例によってゴール直前で刺されるという恒例のゴール間際の弱さを露呈してしまったのですが、この選手が同じCクラスの選手に見えてしょうがない。だから「あ〜また順位を落としちゃったな」と落胆したのですが、結果は先に書いたように優勝。正式リザルトも変わらず。その時はネットタイムのせいかと思って(僕はかなり後方からスタートしている)、あまり気にしなかったんですが、よくよく思い出してみるとスタート地点にセンサーなんてなかったですよね。それならグロスタイムで2位のはずなんだが...。しかし2位の人は普通に表彰台に上がっておられたし、抗議をしている様子もない。僕の見間違いかなあ。とりあえず気になってしょうがないので、運営にメールを出して確認をお願いしておきました。2位になったらチャンピオンジャージとリンゴ券交換してくれんのかなあ。それならいいなあ。2位でも満足すべき結果なので十分嬉しいです。返事がきたらこのブログでお知らせします。

(追記)
「ゴール直前に抜かれたかも」の件ですが、運営の方から返事が来まして、僕の直前にいた選手は、チップの取り付け位置が悪く計測不能だったようです。ヘルメットにもゼッケンシールをつけておらず、ビデオ判定もできなかったと。仮にこの選手がCクラスだったとしても表彰式は終わっており、順位に変更はないとのことでした。

真相はよくわかりませんが、取り付け位置はともかく、ゼッケンシールの貼り忘れはこの方のミスですし、それを自覚していたから申し入れをしなかったのかも知れません。これで安心して「優勝じゃい!」とドヤ顔できますな。

とにもかくにも抜いた人が2位の方でなくてよかったです。それだけが気になってました。抗議とかそういうのが苦手な人で「ほんとはオレが優勝なんだけどな...でも抗議とか面倒臭いし、チャンピオンジャージよりリンゴ券の方がいいし、まあこれでいいかあ....」とかだったら申し訳ないじゃないですか。

(追記 8/27)
該当の選手から申し入れがあり、やはりこの選手はCクラスの方だったようです。その為、リザルトが修正されて、僕は2位となります。

8/5 KOH試走

2回目のKOH試走。今度は富士山一周などという無駄な距離を踏まずに、ちゃんと調子を整えてトライしてみた。まずは2時間切りを目標にして、平均速度13kmのペースをきっちりと守って、最後までタレずに走りきることが今回のテーマ。

道の駅「ふじおやま」にクルマを停めて、御殿場駅からスタート地点へ向かうわけだが、これが20kmで1000m登る結構なヒルクライムなわけ。激坂はないけど地味に脚を使う。富士スカイラインの料金所を過ぎると、今度は下り。路面はウェット、富士山周辺特有のボコボコ道路ですごく神経を使う。おまけに木漏れ日でそのボコボコが見えにくいので怖い。勾配もそこそこあってスピードは出るし疲労度の高いダウンヒルだ。レース当日はここを下るんだよねぇ...

道の駅を出てから約2時間後、ようやくKOHのスタート地点に到着。ちょっと休憩してからスタート。

いつものヒルクライムなら適当にガツガツ踏んで登るところだが、今回はちゃんとサイコンでスピードとケイデンスをチェックしながら慎重に走る。ケイデンスは75前後をキープして小刻みにギアを変速する。基本的には平坦や下りのない登りっぱなしのコースなのだけど、それでも細かい平坦は結構ある。そこできっちりスピードを出して平均速度を稼いでいく。距離が長いのでこういう小さな積み重ねが大事なような気がする。

平均速度14kmで料金所に到着。いいペースだ。あと13km、脚に余裕があるのでビルドアップを試みる。

腰周りの筋肉が痛い。同じような勾配が続くので、同じようなフォームになりがちだ。だから特定の筋肉に負担がかかるみたい。マメに立ち漕ぎとか織り交ぜていろんな筋肉を使った方がいいかも知れない。

あと11kmの看板、ああここからヤビツ登るようなもんかあ...
あと8kmの看板、ああ名古木から菜の花台ぐらいか...もう少しの辛抱...
あと3kmの看板、菜の花台に着いたくらいか...がんばろう...

脳内でいちいちヤビツ換算しながら距離を消化する。いい調子で登ってきたが残り5~6kmぐらいですごくキツくなってきた。このあたりで標高2000mを越えるので、もしかしたら空気が薄いせいかも知れない。

最後の10%坂を駆け上がって、2時間52分でゴール。ああしんど。腰が痛すぎる。

さっさと下って帰る。御殿場方面の道路は殺人的な路面の悪さで恐ろしい。隕石でも堕ちたのかと思うようなデッカイ穴が開いている。こんなのに突っ込んだらロードバイクなんてひとたまりもない。オートバイでもキツそうだ。雑兵KOH練合宿ではここを下ると思うけど、皆さんほんと気をつけて下さいね。